第62話

忘れたくない人 ⑫
532
2022/03/21 16:02
あっきぃ
あっきぃ
……
ぷりっつ
ぷりっつ
あっきぃ大丈夫、?
あっきぃ
あっきぃ
…ごめんぷりちゃんこんなとこ見せちゃって、
ぷりっつ
ぷりっつ
俺は全然平気よ
ぷりっつ
ぷりっつ
……あなたてぃん大丈夫かな、
あっきぃ
あっきぃ
俺がさっきあんなこと言っちゃったから…
ぷりっつ
ぷりっつ
いや、あっきぃのせいじゃないよ。
1人で溜め込まなかったんだから偉い!
ぷりっつ
ぷりっつ
…それにあなたてぃんのせいでもない。
ぷりっつ
ぷりっつ
事故からそろそろ1週間経つしさ、
少しずつしか記憶戻らないから…
ぷりっつ
ぷりっつ
本人も不安なんじゃない?
このまま戻らなかったら…とか
あっきぃ
あっきぃ
…!
ぷりっつ
ぷりっつ
それに記憶ない中だから精神的にまだ不安定なところもあるし…
ぷりっつ
ぷりっつ
余計忘れたり戻らない自分を責めちゃうんだよ、きっと
ぷりっつ
ぷりっつ
だからあっきぃも自分のせいとか思わない!今日の所はそっとしておいて、明日また話そ!ね?
あっきぃ
あっきぃ
…ありがとぷりちゃん(´;ω;`)
ぷりっつ
ぷりっつ
ねぇ泣かないでよwww
あっきぃ
あっきぃ
だってさぁ(´;ω;`)www
ぷりっつ
ぷりっつ
wwww


・・

あなたside
自分
……

言っちゃった……

どうしよう。





気が付いたら思ってた事が

ボロボロと出てきちゃって、




ほんとは言わないようにしてたのに…







また傷つけた…






・・


次の日の朝
自分
(カーテンを開ける)

外は厚い雲におおわれていて、

まだ7:00だが、町は灰色に染っていた

自分

・・

ささっと着替えて髪を整え、

玄関へ。


起こさないように静かに。

自分
(振り返る)

家は静まり返っていた








また戻ってこられるかは、分からない




・・

あっきぃside
目が覚めると、時計は8:00を表示していた

あっきぃ
あっきぃ
(起き上がる)
ぷりっつ
ぷりっつ
…んん……あっきぃおはよ……
あっきぃ
あっきぃ
あ、起こした?
ぷりっつ
ぷりっつ
ううん〜…いまおぎだ…
あっきぃ
あっきぃ
だから寝起きの声よw


1度リビングに行き、
数分してからあなたの様子を見に行った







が、




あっきぃ
あっきぃ
…!?

あなたは部屋にいなかった。

洗面所やベランダ。家のどこを探しても居ない

あっきぃ
あっきぃ
(まさか…)

そう思って玄関へ行くと、
あなたの靴が無かった





あっきぃ
あっきぃ
ねぇぷりちゃん!あなた見てない!?
ぷりっつ
ぷりっつ
いや見てないけど…え、もしかして居ないの?
あっきぃ
あっきぃ
うん…部屋にもいないし靴なかった、
ぷりっつ
ぷりっつ
えっ!?
ぷりっつ
ぷりっつ
電話したら出ない?
あっきぃ
あっきぃ
かけてみる!


だがかけると

電源が切られているため繋げられないと

機械の声がした


あっきぃ
あっきぃ
だめだ…繋がんない…
ぷりっつ
ぷりっつ
他の奴らの所行ってないかな?

・・

ぷりっつ
ぷりっつ
だめだ…かあいいちゃんの所もいないわ
あっきぃ
あっきぃ
他もいなかったし…どこいったんだろ、
あっきぃ
あっきぃ
…もう10:00でしょ…あなたが起きてるのは7:00くらいだから3時間も散歩なんてありえないよね
ぷりっつ
ぷりっつ
…探しに行こっか?
あっきぃ
あっきぃ
うん……でも、俺一人で行ってくるよ。
あっきぃ
あっきぃ
そう遠くには行ってないはずだし、
もしかしたらまた戻ってくるかも
ぷりっつ
ぷりっつ
そっか…そうだよね。
あっきぃ
あっきぃ
んじゃ行ってくるわ!
ぷりっつ
ぷりっつ
あ、あっきぃ!
ぷりっつ
ぷりっつ
1回公園と、川べりと、橋探してみて。
あっきぃ
あっきぃ
…!ありがと!

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