苺神社に向かっている時だった。
るぅとくん!ころんくん!
ギグッ!!
あっ……
久しぶりだなぁ、二人共
お父さんとお母さんはどうしたんだ?
ああ……えっと……
逃げて来ました
えっ?
叔父さんは何も知らないので、
僕らは事情を話した。
なるほどなぁ……
僕達は要らない子です
だから、忌み子送りに出して下さい
僕の言葉に叔父さんは驚愕していた。
ころんくん……忌み子送りはね
七歳の子供までなんだよ
えっ?
えっ?
そうだ、良い条件がある
何ですか……?
苺神社の宮司にならないか?
宮司?
単純に跡継ぎがいないんだ
このことは内緒にするし、
二人は俺の家で保護する
それでどうかな?
でも、僕……人殺しですよ?
そんなの気にしないよ
気が済むまでウチに居ればいいさ
ホントにいいんですか?
ああ、全然いいよ
じゃあ、俺ん家に行こう
はい……
僕達は純一叔父さんに付いて行った。
叔父さんの家は相変わらず和風な豪邸だ。
苺神社の宮司だけあってすごい。
すると、おばあさんが出てきた。
確か、執事みたいな立場の人だった気がする。
じゃあ、二人に部屋を与えようか
えっと……部屋は一緒がいい?
はい!
るぅとくんがそう言うなら
やっぱり双子ってすごいなぁ
じゃあ、この部屋を自由に使ってね
ありがとうございます!
じゃあ、二人に服を買わないとね
数枚ぐらいなら持ってきてますよ
せっかくなら着物にしようと……
わぁー嬉しいです!
僕も着てみたい、です……
今日は疲れているだろう?
しっかり休んで明日から頑張ろう
はい!
本当にありがとうございます!
いえいえ、俺はこれで失礼するよ
僕達は和室の真ん中で寝転がった。
叔父さんに拾われなかったら、
僕達はすぐに死んでいただろう。
お金も交通費で消えてしまった。
神社以外に行くあてが無かった。
だからこそ、叔父さんには感謝しかない。
良かったね、ころちゃん
叔父さんが優しい人で良かったよ
僕……本当に大丈夫なのかな
大丈夫だよ
るぅとくんが何を言われても
僕が守るから
……ありがとう、ころちゃん
僕達は疲れてそのまま眠ってしまった。
おーい……寝ちゃったか
せっかくだし休ませておこう
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