涼さんが大学のサークルの飲み会から帰ってきた。
バイト終わりに体調を崩した私を涼さんがまた拾ってくれた。
結局また涼さんのお家に3日日間居座ってしまっている。
そうして、彼は私の唇を塞いだ。
今にでも泣き出しそうな声で言った。
涼さんはお酒に強くて全然酔わないのにたまに酔って帰ってくる。そして泣上戸になる。
そして涼さんはかなり寂しがりやって自分で言っていた。
寂しくて体だけ繋がっちゃった女の子が何人もいるって言っていた。
そう言って彼は寝てしまった。
涼さんと一緒に学校へ向かった。
途中まで道が一緒みたい。
涼さんに別れを告げて学校へ1人で向かった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。