side 長岡春樹
集中力のないオレが涼さんの教え方が上手で集中していた。
愛花ちゃんのほうを見るとウトウトしていた。
時刻は24時になっていた。
目を擦りながらそういう彼女の仕草がなんだか可愛いななんて思った。
オレの質問に彼女は気まずそうな表情をしていた。
愛花ちゃんはシャワーを浴びに行ってしまった。
涼さんと二人きり、なんだか気まずい。
涼さんは本当に愛花ちゃんのことが好きなんだと思った。
そして愛花ちゃんは理玖のことが好き。
きっとそうなんだと思う。
理玖とは全く違うタイプだと思うけど、
優しいところは一緒だなと感じた。
やっぱりどこか似てるから愛花ちゃんも涼さんに懐いている。
そんなような気がした。
愛花ちゃんを間近で初めてみた時に可愛いなと思った。
目がキラキラして可愛くて背は少し低くてふわふわした髪。
見た目は冷めてる女の子には見えないのに話してみたら冷めててびっくりした。
理玖も涼さんもカッコいい。
世間一般的にイケメンの部類だと思う。
シャワーを浴びて涼さんの洋服を着た愛花ちゃん。
謂わゆる彼氏の部屋着を着てる感。
髪が濡れてて色っぽい。
愛花ちゃんから場所と石鹸などの場所も教えてもらった。
愛花ちゃんの連絡先をゲットした。
さて、理玖に自慢しようかな。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。