第17話

友達の好きな子
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2019/10/17 00:02
side 長岡春樹



集中力のないオレが涼さんの教え方が上手で集中していた。


愛花ちゃんのほうを見るとウトウトしていた。


時刻は24時になっていた。

長岡 春樹
「愛花ちゃん、眠い?」
西原 愛花
「ううん、ごめん、ちょっとうとうとしちゃってた。」



目を擦りながらそういう彼女の仕草がなんだか可愛いななんて思った。


長岡 春樹
「もう日付変わっちゃったね、
愛花ちゃんちの家族心配しない?」


オレの質問に彼女は気まずそうな表情をしていた。


西原 愛花
「うち放任主義だから。心配しないで。」
白岡 涼
「あ、泊まってく?ていうか泊まって?」
西原 愛花
「でも、、、」
白岡 涼
「着替え?オレの着よ??」
長岡 春樹
「オレもいいんですか?」
白岡 涼
「あたりまえじゃん!
愛花ちゃん、先にシャワー浴びてきてね。」
西原 愛花
「涼さんごめんね、いつもほんとにありがとう」
白岡 涼
「いんだよ、気にしないでね。
あ、着替えはこれ着て。
あと他のはいつものところにあるから。」
西原 愛花
「うん、ありがとう」


愛花ちゃんはシャワーを浴びに行ってしまった。

涼さんと二人きり、なんだか気まずい。


白岡 涼
「春樹くん」
長岡 春樹
「はい」
白岡 涼
「ほんっとに理玖くんには何も言わないであげてね。なんていうんだろ。男女2人きりで泊まって何もないわけないじゃん?愛花ちゃんが軽い女の子ってみられて欲しくないから、難しいこと言ってごめん。オレからもお願い。」



涼さんは本当に愛花ちゃんのことが好きなんだと思った。

そして愛花ちゃんは理玖のことが好き。

きっとそうなんだと思う。

長岡 春樹
「涼さん、涼さんって本気で愛花ちゃんのこと好きですよね?」
白岡 涼
「えー、どうでしょー内緒ー!ってバレバレだよね
でもオレこんなんだから、女の子すきだし、、、」
長岡 春樹
「好きなのに一緒に泊まったりしてるのに手ださないんですか?」
白岡 涼
「ださないっていうか、だせないんだよね。
何度もシよ?って聞いてるけどやっぱ大切だし、
愛花ちゃんオレの初恋だから。初心な気持ちになる」
長岡 春樹
「大人ですね、やっぱり。」



理玖とは全く違うタイプだと思うけど、

優しいところは一緒だなと感じた。


やっぱりどこか似てるから愛花ちゃんも涼さんに懐いている。

そんなような気がした。


白岡 涼
「春樹くんは好きな子とかいないの〜?」
長岡 春樹
「いい子いないかなあ〜?って探してるとこですよ!あ、でも愛花ちゃんの顔めちゃくちゃタイプです。」



愛花ちゃんを間近で初めてみた時に可愛いなと思った。

目がキラキラして可愛くて背は少し低くてふわふわした髪。

見た目は冷めてる女の子には見えないのに話してみたら冷めててびっくりした。


白岡 涼
「可愛いもんね。女の子って容姿。
そいえば、春樹くん、理玖くんの友達でしょ?
理玖くんの写真とか持ってないの?オレずっとみてみたいんだけど愛花ちゃん小さい頃の写真しかないっていうから。」
長岡 春樹
「あー、これです、去年のだけど、、、」
白岡 涼
「金髪!?!?え、やっぱほんとに不良だったんだね、えー、すご、、、でもかっこいいね。」



理玖も涼さんもカッコいい。

世間一般的にイケメンの部類だと思う。


西原 愛花
「涼さん、お風呂ありがと、あと洋服も。」



シャワーを浴びて涼さんの洋服を着た愛花ちゃん。


白岡 涼
「愛花ちゃんかっわいい!!やっぱオレの着させて正解!大正解!!」


謂わゆる彼氏の部屋着を着てる感。


髪が濡れてて色っぽい。


白岡 涼
「春樹くんもはいってきな?」
長岡 春樹
「ありがとうございます」
西原 愛花
「涼さん、私、場所教えてきます」
白岡 涼
「うん、ありがとね。」


愛花ちゃんから場所と石鹸などの場所も教えてもらった。


長岡 春樹
「愛花ちゃん、連絡先交換しよ?」
西原 愛花
「え?」
長岡 春樹
「もし、理玖に何かあったとき愛花ちゃんに直ぐに連絡できるようにと思って。」
西原 愛花
そういうことなら、、、


愛花ちゃんの連絡先をゲットした。


さて、理玖に自慢しようかな。

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