第45話

楽屋へ
818
2018/10/14 07:37

ジャニーさんの部屋をあとにし、


楽屋に向かう。




部屋に入ると、メンバーが揃っていた。


桐山照史
淳太、おはよ。


いつものように挨拶されて。


淳太
おは、…!?

言いかけてやめてしまった。




みんなの手には俺が載ってる週刊雑誌。
淳太
…っ!?それ…!!
重岡大毅
淳太、

しげが近づいてくる。




分かってた。


こんなことになったらあかんこと。






付き合うのは勝手かも知らん。



でも、それはアイドルとしてどうなんやろ。





堂々と街を歩くのはどうなんやろ。



それを俺はしてもうた。




俺、最低、かもしらん。

淳太
…、ごめん。みんなごめん…!


みんなの前で頭を下げた。





冷たい視線と声をを浴びるんやって。


覚悟してたのに。




そう、思ってたのに。






そっ…)




俺の頭を柔らかく触る。



重岡大毅
怒ってへんから。
淳太
へ!?


みんなは笑ってた。





クシャッと俺の頭を撫でる、しげ。





重岡大毅
おめでと。
淳太
…えっ?
濵田崇裕
彼女と付き合い始めたん?やったなぁ!
神山智洋
ほんま!照史のおかげやない?
小瀧望
あー!メール、良かったもんな!
藤井流星
おん!おめでと、淳太!


なんて、みんな笑ってる。





それに、“おめでとう”って…。







そうや、照史のメールがなかったら、


あのデートはなかったし、、




付き合うことにもならへんかった。




照史にも、メンバーにも感謝やな…。



桐山照史
婚約、ジャニーさんに認めて貰えるように頑張ろな?


なんて、優しく言われるもんやから。



淳太
…っ、




思わず涙が出た。



神山智洋
んもぉ、何泣いてんねん…!


そう言って神ちゃんが、ティッシュを持ってくる。


淳太
な、泣いてへんっ!
藤井流星
泣いとるし、笑
濵田崇裕
てか、何で望も泣いてんねん。笑
小瀧望
だってぇえ~(泣)
桐山照史
ww
重岡大毅
ま!ちゅーことで!
コンサートで彼女ちゃんと踊る企画立てな!


そうや。




頭の中で想像してみる。






俺と踊ってるのは、紛れもなく君。




君やないとアカンねや。





君と踊りたいんや…。

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