第38話

待ちきれない。
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2018/09/17 01:01
貴方side

中間淳太
はい。

彼が買ってくれた黄色いパンプス。


袋に入ったそれを私に手渡した。



あなた

ありがとう!

あなた

なぁ、今はいてもええかなぁ…?



もう待ちきれなくて。




キミが買ってくれたそれを今すぐ履きたくて。



中間淳太
もちろん!

いいよ。のサインを貰って、


ソッ…



靴を履いた。



そのまま店をあとにする。
あなた

これ、ほんと可愛いなぁ…。

私にはもったいないくらいに可愛い。



でも、今持ってる靴で

一番のお気に入りになりそうだ。


中間淳太
クスッ、
あなた

…ん?

中間淳太
靴が可愛いんやなくて、、
中間淳太
あなたが可愛ええんやで?



なんて、不意に言うもんだから。



あなた

なっ…///



普通に照れてしまった。



中間淳太
えっ、///



なんでキミも照れているんだか。

中間淳太
さ、行こか。


キミが手を差し出す。




この手を握ってもいいの?




キミは“中間 淳太”。



みんなのアイドル。私だけのものやない。






私が独り占めしちゃダメだ。



あなた

行か、ない…。

中間淳太
…え?
あなた

帰る。

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