第18話

LK×FL リクエスト
19,855
2022/04/06 16:01
LK×FL



LK「ポリネシアンセックスって知ってる?」

FL「何?それ」

LK「なんかー、すごいやばいらしいよ」

FL「へ、へぇ」

LK「とりあえずヤってみよ」

FL「え、ちょっ」

唐突すぎる状況に体が固まる

ソファに座っていた僕の隣にリノヒョンが座る
そしてそのまま胸の辺りに手を置かれる
さわさわと優しく撫で回すように手を動かしている

FL「あの、リノヒョン。これは?」

LK「えっとねー、5日間のうち最初の4日間はいれずに愛撫だけなんだって。」

FL「はぁ。」

LK「それで、最終日にいれたらめっちゃヤバいらしい」

FL「へぇ。」

小学生のような、よく伝わってこない説明だったけれど、言いたいことはなんとなくわかった
要するに、5日間のうち、最初の4日間は愛撫だけ、最終日に挿入することで未知なる感覚が訪れるらしいというものだった

色んなことに興味を持つリノヒョンにいつも尊敬の眼差しを向けるが今回ばかりは合意できない


しかし既にリノヒョンは勝手に始めてしまっている

FL「そんなの、不安だよ。僕したくない」

LK「してもないのに何もわかんないでしょ。」

FL「それは、、そうだけど」

LK「それに、ヨンボギだって気持ちいいの好きでしょ?」

FL「嫌いじゃないだけだし、、」

LK「本当はちょっと興味あるんじゃない?」

FL「そ、そんなことは、、」

LK「まぁまぁ、とりあえずやってみよ」



服越しに触っていた手が服の中に入ってくる
直で触られると、体の温度がお互いを通して伝わり、布という邪魔だったものが無くなることでよりリノヒョンを感じることができ、身体が昂ってしまう

FL「ひっ、りのひょ、だめ」

LK「でも乳首、こんなに勃たせちゃって。ちょっとは期待してるんじゃないの?」

FL「そ、それは」

図星をつかれたことでもう諦めるしかないようだった









FL「あっ、ちょっともう、いいでしょ」


いつもより入念に触られているせいで、自我が損なわれていた

LK「いやー、だってこの4日間触れる場所特にある訳じゃないんだもん」

FL「どういうこと?」

LK「下は触っちゃダメなんだって。それ以外で楽しむらしいよ。しかも1時間」

FL「...え?」

待って。
てことは、4日間1度も達する事が出来ないということ?
ずっと焦らしプレイという事?
耐えられるわけが無い!

FL「そ、そんなの無理だよぉ、、」

LK「無理じゃない、やるの!ほら、続き続き!」

FL「ひんっ、そ、そんなぁ、」

再び胸の突起をキュッと摘まれる

今までの人生、感じたのとのない場所がリノヒョンと付き合いだしてあんなことやこんなことをするうちに敏感になってしまい、今では少し触られただけで体が反応してしまう
乳首を触られるともっと色んな所を触って欲しくなってしまうのは必然だろう
そんな状況の中何日も耐えられるだろうか

FL「あっ、りの、ひょっ」

LK「こんなに感じちゃって。可愛いやつめ」








LK「今日はこんなもんかな?じゃ、また明日ね」

FL「はぁ、はっ」

そう言い残して1時間みっちり僕の胸だけを弄ってリノヒョンは自身の部屋へと帰って行った

触られすぎてヒリヒリと痛む胸と、反応してしまっている自身のものを押さえてベッドに倒れ込む

イってはいないものの、我慢も出来ない
このまま1人でしてやろうか、そう考えて手に力を入れたところで、部屋の扉が開かれリノヒョンの顔だけがひょこっと現れた

LK「言っとくけど、もし1人なんかでシたら、もっと凄いことになるから、、、分かってるよね?」

FL「は、はい。」

これも全てリノヒョンにはお見通しだったという事なのだろうか
以前、リノヒョンを怒らせた時に本当にすごいことになったので、今後同じような状況になった時、絶対に怒らせないと決めた

前の失敗を踏まえ、リノヒョンの言葉を謙虚に守ることにした



もう今日はさっさと寝てしまおうと、熱くなった体を無視して、ベッドへと潜り込んだ












次の日の夜もリノヒョンは僕の部屋へとやって来た

LK「ヨンボギー。早く脱いでー」

FL「はぁ、またするの?」

LK「当たり前でしょ。毎日することに意味があるんだから」

FL「...わかった」




また今日もリノヒョンに色んな所を触られる
どうにかしたくてもどうにもならないこの状況
今更やめるとも言えない

ただ、1日1日が早く終わってくれる事を祈るばかりだった




また昨日と同じ所を弄られるのかなと思っていると、そこには触れられず、知らない感覚に、体がびっくりした

FL「ひぁっ!?な、なに」

何だか股関節の辺りをグッと押されたかと思えばビビっと下半身を駆け巡る刺激がきた


LK「わぁ、ヨンボギここでも感じるんだね。ここはね、恥骨って言うとこ」

FL「やだ、そこいや、へんっ、からだおかしぃ」

LK「ここでこんなに感じちゃうなんてエッチだね。」

FL「ひうっ、やぁ、、あっ」

LK「あ、ヨンボギったらこんなに我慢汁出して。イきそうなの?」

さっきからその恥骨という所を触られる度に自身のものに熱が集まっていっている

FL「ぁっ、あ、はぅ」

LK「ちょっと聞いてる?イったらダメなんだよ」

FL「あ"あっ、あ"、や、はなしてっ」

リノヒョンに自身の根元辺りをギュッと握られて、浮上しかけていた意識が呼び戻された
しかし、イきそうだったのに阻止されてしまい逃がすことの出来ない快楽を1人ではどうすることも出来なかった

LK「もうすぐ1時間経つから頑張って。辛いのはヨンボギだけじゃないんだからね」

FL「あぁっ、あ、んん」







何とか耐えた今日はよく眠れそうなほど疲れた
正直もう本当にやだ
いれて貰えないのに永遠と焦らされる
ただの苦

はやく最終日にならないかな




















そして迎えた5日目

FL「今日は、いれてくれるんだよね?」

LK「そうだよ。待ち遠しかったの?」

普段僕からはそんな事は言わないので、可愛いなと頭を撫でられながらベッドへと押し倒される



FL「ふっ、んんっ、は」

LK「へへっ、可愛い」

ふにゃっと笑う顔が本当に可愛い猫みたいでキュンっと心が締め付けられた

LK「じゃ、慣らすよ」

FL「うん、」

ズボンとパンツを脱がされ、普段よりも優しさのある手つきでリノヒョンが触ってくる
それが今までと違い何だかむず痒くて、身がよじれる













LK「いれるよ、十分慣らしたと思うけど、辛かったら言ってね」

ググッとリノヒョンのものがゆっくりと僕の中に入ってくる

いつの間にか、リノヒョンが着ていたはずのTシャツが床に落ちている
割れた腹筋が妙にキラキラとして見える

久しぶりに見たリノヒョンの体は今の僕にとって刺激的すぎた

5日ほどずっと焦らされ、待ちわびていたものがゴムもせずに入ってきて、自分では興奮を抑えられない身体がはやくはやくと熱を持つ

FL「うんんっ、ふっ」

LK「大丈夫?」

FL「だい、じょぶ、たぶん」

LK「ふっ、はぁ、全部入った。今から30分このままだよ」

FL「......は?」

待って。
そんなこと聞いてない
十分焦らしたのに今から更に、しかも30分もこのままだなんて
心臓も身体も持つ気がしない

LK「そんな顔しないで。あっという間だよ。多分」

FL「ちゅうは?していいのかな、、」

LK「あー、いいんじゃない?」

そう言うとリノヒョンの顔が近ずき、唇が触れ合う

FL「んんっ、ふん」

LK「はぁ、ん」

段々と激しくなるキス
舌を吸われ、唇を噛まれる
負けじとついていこうとするが、到底リノヒョンには敵わない

FL「んあっ、ふっ、はぁ」

LK「はっ、ふぅ」

お互いのくぐもった声と荒い息だけが部屋に響く



やっと離れたリノヒョンの顔は頬が赤く染まり、はっはっと息を吐いていた
とても色っぽくその顔を見た僕は下がキュッと締まってしまった事が自分でもわかった

LK「ちょ、締めないでっ」

FL「ご、ごめん、リノヒョンがかっこよくて」

LK「何その殺し文句。好き。」

いきなりの「好き」という言葉に更にキュンとしてしまう

お互いこれ以上感じないようにと目線を合わせないせいか少々気まずい空気が流れる
ただただ時間が過ぎるのを待って。



そんな空気を先に壊してくれたのはリノヒョンだった


LK「あ、そういえばこの前ね、チャンビナがアイス持ったまま道でふざけてたら落としちゃってさ」

FL「あっはは、そんなことあったの?」

LK「だから僕がね、そういう食事制限の方法もあるんだねって言ったのに全く元気にならなかったんだ。なんでだろ」

FL「はははっ、そりゃそうだよ!励まされてないもん!あははっ」

LK「あ"っ、ちょ、」

FL「え、、どしたの」

LK「笑わ、ないで、中締まるからっ」

FL「あっ、、、ごめ」

僕が笑うと中がキュッとなるらしく、動かなくても体が反応してしまうらしい

それを聞いて僕も、意識しないようにしていたのに、今になって中にリノヒョンのものが入っているという事実にドキッとしてしまう







LK「それじゃ、動くよ」

FL「うん、、」

4日も焦らされ待ったのに、また今も待つという地獄からやっと開放される


初めは超スローペースで動かないといけないらしく、ゆっくりゆっくりとリノヒョンの腰が動く

FL「ふっ、うぅ、はっ」

動きはゆっくりではあるのに、的確に僕のいい所を突くのと、散々焦らされたというので体が喜んでしまっている

グリグリと前立腺を押し上げられる
いつものように激しく突かれるのとはまた違い、息が途切れ途切れになってしまう、苦しさのようなものがある
しかし、その苦しも快感へと変わってしまうのもこの4日間の愛撫だけのせいにしておきたい

FL「りの、、ひょ、あぅ」

LK「どう?気持ちいい?」

FL「やば、ぃ、これ、やらぁ」

LK「なんで?気持ちよくない?」

FL「ちがっ、きもちよすぎて、やだ」

LK「可愛い。ほんとどこまで可愛くなるの」

徐々に早くなっていくリノヒョンの腰の動き

我慢しきれずすぐに達してしまった

FL「うあぁっ、あっ、は、」

LK「早くない?そんなに良かった?」

FL「やばい、あたま、ばかんなるぅ」

次から次へと来る快感に思考も回らず、ただ喘ぎ、体が快感に応じるだけだった

LK「気持ちよさそうならいいよね。僕まだだし」

そう言って腰の動きをはやめた

FL「あ"っ、っ、あぁ、あ」

大きく開いた口からは声が漏れるだけ

肌と肌のぶつかり合う音
リノヒョンの息遣い
ベッドの軋む音
全てが久しく感じる

リノヒョンの触るところがずっと熱い
焦らされ、より開発され、我慢の効かない体になってしまったのかもしれない
それに耳まで犯されたようでいつもより色んな音にいちいち反応してしまう

FL「うぅっ、あっ、んん、りのっひょ」

LK「中っ、出すよ!」

FL「うん、うん!だしてっ」

切羽詰まった2人の声

その声を合図に僕達は果てた
お腹の中にリノヒョンの熱いものが注ぎ込まれた
待ち遠しかった感覚に頬が緩む

だけど

FL「りのひょん、たりない、もっとりのひょんを感じたいの」

LK「はぁ、ちょっと待って。僕ヨンボギにそんなやらしさ教えたことあったっけ」

FL「こんなぼくは、いや?」

LK「そんなわけない。大好き。ずっとそのままでいて」

上から降ってくるキスの雨に再び頬を緩めた

そして、またリノヒョンの腰が動き出す

FL「んっ、りのひょっ」














目が覚めるともう朝になっていた

昨日の記憶はほとんどない
特に最後の方は
どう終わったのかも分からない
多分だけど意識を飛ばしてしまったんだと思う

昨日の自分の痴態が脳裏に過り、恥ずかしくなってしまい枕に顔を埋め込んだ

横でゴソゴソと動いてせいかリノヒョンがムクっと起き上がった

LK「おはよ。体大丈夫?」

FL「体中、すごい痛い...」

LK「はは、ごめんね。無理させちゃった」

そう言って頭を撫でてくれた


FL「もう一生あれしたくない」

LK「いいじゃんまたしようよ」

FL「えー。やだよ」

それは、夜の営みを。というよりは数日リノヒョンにいれてもらえない悲しさからの思いだろう
でもそんな事、リノヒョンには言わないけどね、寂しかったかもしれないなんて。



















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