なんだろう 、 この感覚 ‥
んん 、 動きにくい 、
そういえば ねちゃったんだって私 、
起きなきゃ ‥ 。
目を覚ましたら すぐ 目の前 には 、
海人が居た 。
海人の 唇 の 感触が 私の唇にある ‥ 。
嗚呼 、 運命の 王子様のため にとっておいた
fast kiss ‥
さようなら 。
え 、 廉さん に ?
なにそれ …
ちょっと 起こり気味で言った 海人は
いつも見せる 太陽 のような笑顔じゃ無くて 、
少し 盛って言うと
狼 のようだった 。
なんて思ってるそのとき 、
海人の お顔が 目の前に … 。
見透かしたようにそんな事を 言うと 、
すぐ 唇を また 奪われた 。
抵抗しつつも 何故か力が入らなかった ‥
海人 の 甘ったるいような kiss も終わり 、
さっきとは違う 優しい表情で 、
暖かく ハグされた ‥ 。
そのまま 私たちは 何も言わずに ただ 帰り道を 照れながら歩いた ‥
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。