第52話

*°♡ 52
6,774
2020/11/10 04:04
信介 side
彼女
彼女
ゴホゴホッ…信ちゃん…
北 信介
北 信介
ゼーゼーする?
彼女
彼女
ん…けどね、いつもより大丈夫…
北 信介
北 信介
ならええけど…
発作止め飲もうか
彼女
彼女
お薬家に忘れてきちゃった…
北 信介
北 信介
大丈夫、俺が持っとるから頑張って飲もうな
彼女
彼女
うん…
彼女に薬を飲ませ、角名と侑と治にお礼を言って、家に帰った。
夕飯の材料とかは買えんかったけど、仕方ない。
彼女
彼女
信ちゃん、もう大丈夫
北 信介
北 信介
ベッドに寝とき
彼女
彼女
ん…信ちゃんも寝よ?
北 信介
北 信介
ええよ
明日は、念の為学校お休みな
彼女
彼女
嫌や…学校行く…
北 信介
北 信介
あかん、発作起きたらどうするんや
彼女
彼女
せやけど…行きたいねん…
俺やって、彼女と一緒に登校したいし昼も一緒にご飯食べたいけど、体調が優先や。
何としてでも説得せなあかん。
諭すように優しく頭を撫で、学校で発作が起きたら大変やからって言ったら、納得してくれた。
彼女
彼女
信ちゃん帰ってくるまで、大人しく寝とくから、ぎゅーして?
北 信介
北 信介
ええで?
ちゃんと言うこと聞けて偉いなぁ
彼女
彼女
子供やないから、言うこと聞けるもん
北 信介
北 信介
若干拗ねとるとこも好きやで?
彼女
彼女
拗ねとらんし…
北 信介
北 信介
そゆことにしといたる
ほな、お昼寝しよか
彼女を抱きしめて横になり、少しでも楽になるように背中をさすってあげる。
すると、スリスリと猫みたいに頬擦りをしてきて思わずキスしてしまった。
彼女
彼女
どうしたん、急に…
北 信介
北 信介
可愛かったから、キスしたかったんよ
彼女
彼女
可愛くないで…?
北 信介
北 信介
俺にとっては可愛ええんよ
その後はしばらく可愛い、可愛くないの攻防戦をして昼寝を始めたのは夕方頃だった。

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