第4話

*°♡ 4
19,727
2020/07/22 12:37
北 信介
北 信介
ほな、昼休み終わるから、戻ろうか
宮 侑
宮 侑
北さん、俺ら今日部活遅れます!
北 信介
北 信介
どないしたん?
角名 倫太郎
角名 倫太郎
俺は遅れませんよ
宮 治
宮 治
俺とツム、補習になってしまって…
北 信介
北 信介
ほぉ…勉強してなかったん?
宮 治
宮 治
小テスト忘れとって…
宮 侑
宮 侑
俺もっす…
北 信介
北 信介
ちゃんと補習受けるんやで
信ちゃんの言葉に大きく頷いた宮ツインズは、失礼しますと言って去って行った。
彼女
彼女
教室戻ろか?
北 信介
北 信介
そうやな
彼女
彼女
今日、授業終わったらスーパー行って買い物せな
北 信介
北 信介
部活終わるまで待っとき
1人で行かせるのは危険やから
彼女
彼女
でも、すぐやし大丈夫だよ?
北 信介
北 信介
何かあったらすぐ連絡するんやで
彼女
彼女
分かっとるよ
相変わらず、心配症やな
北 信介
北 信介
そりゃあ、心配にもなるわ
信ちゃんって、ほんまに優しいし頼りになる男やね。
もし何かあったらすぐ駆けつけてくれるし、ほんま心強いわ。
数学と国語の授業を終え、放課後。
北 信介
北 信介
ほな、気をつけて行くんやで
彼女
彼女
ありがとう
北 信介
北 信介
もう部活行かなあかんから、先に家帰っとってな
彼女
彼女
うん!
頑張ってね!
信ちゃんを見送り、高校から一番近いスーパーを目指す。
豆腐ハンバーグの材料は揃ってるから、足りなくなったものを買い足しておかなきゃ。
必要なものをカゴに入れ、日用品コーナーでふとある物が目に止まった。
そういえば最近、全然シてないなぁ、なんて1人で馬鹿みたいなことを考える。
そして、何も見なかったことにしてお会計を済ませ、家に帰った。

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