第37話

*°♡ 37
8,782
2021/01/30 06:44
信介 side
お風呂に入って眠くなったのか、あなたは部屋に入るなりうとうとし始めた。
寝ていいよ、って言ったけど寝ないって言い張っとる。
俺の前やし、甘えてくれてもいいのに。
彼女
彼女
信ちゃん、ご飯作ってくる
北 信介
北 信介
めっちゃ眠そうやで?
彼女
彼女
でも、宮ツインズお腹空かせとるから
北 信介
北 信介
ほんなら、今日は俺が飯作るで、眠っとり?
彼女
彼女
それはダメ…私の仕事なの…
北 信介
北 信介
そう言っとるそばから、寝そうになっとるやん
彼女
彼女
んん…大丈夫…
そう言ってキッチンに向かおうとしたあなたを抱き上げ、ベッドに寝かせる。
長時間の移動で疲れたやろうし、ゆっくり寝るのが一番やろ。
布団に寝せてすぐ、あなたは気持ち良さそうに眠り始めた。
大したもんは作れんけど、たまには俺が飯作るのもいいな。
部屋を出てキッチンに行き、料理をしていると侑と治が降りてきた。
宮 侑
宮 侑
北さん、何しとるんですか?
北 信介
北 信介
何って、飯作っとる
宮 治
宮 治
先輩どないしたんですか?
北 信介
北 信介
部屋で寝とるよ
自分ら、暇なら手伝ってや
宮 侑
宮 侑
俺ら料理出来ないっすよ
北 信介
北 信介
皿洗いくらいできるやろ
宮 治
宮 治
ほんなら、俺おにぎり握ります
北 信介
北 信介
おん、分担してやって
それぞれ分担を決めて作業に取り掛かり、黙々と料理を作っていく。
侑は料理が苦手らしいが、苦戦しながらもきちんと出来とったみたいやな。
そんなこんなで飯ができあがり、あなたを起こしに向かった。

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