第92話

❁ 14
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2020/12/13 17:30
それから、全日程を終えた私たちは兵庫に戻ってきた。
明日からはまたいつも通りの日常に戻る。
北 信介
北 信介
なぁ、明日少し遅く起きようか?
彼女
彼女
体調悪いん?
北 信介
北 信介
元気やで
疲れ溜まっとるかと思ってな
彼女
彼女
うちは大丈夫やで
いつも通りに起きようや
北 信介
北 信介
ほんなら、そうしようか
おやすみなさい
彼女
彼女
おやすみなさい
旅行の疲れも手伝ってか、いつもより早めに寝た。
次の日、アラームの音で目が覚めると4:00で信ちゃんを起こさないようにベッドから出る。
そして、持っていくお弁当と簡単な朝ご飯を作って信ちゃんを起こす。
北 信介
北 信介
おはようさん…
彼女
彼女
おはようさん
朝ご飯できとるよ
北 信介
北 信介
飯の前に顔洗ってくるわ…
彼女
彼女
おん、行っといで
顔洗い終わるのを待っとる間にご飯をよそって、おかずなどをテーブルに並べて終わり。
基本的に我が家は和食中心の朝ご飯が多い。
北 信介
北 信介
いただきます
彼女
彼女
いただきます
北 信介
北 信介
相変わらず美味いなぁ…
彼女
彼女
ほんなら良かった
北 信介
北 信介
今日はいつもより肉体労働やから、疲れたらちゃんと休むんよ
彼女
彼女
信ちゃんもね
北 信介
北 信介
このお漬物美味いなぁ
彼女
彼女
せやろ?
糠漬けなんよ
北 信介
北 信介
そら美味いはずや
浅漬けも美味いけど糠漬けは特別や
彼女
彼女
お弁当にも入れたで
北 信介
北 信介
おん、ありがとさん
朝ご飯を食べたあとは作業着に着替えて、出発だ。
田んぼに着くなり、さっそく作業を始める。
今日は信ちゃんが田んぼの周りの草刈りを、うちが病気になっとる稲ないか点検。
それぞれ分担して、作業に取り掛かった。

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