第36話

*°♡ 36
8,890
2021/01/30 06:43
北 信介
北 信介
恥ずかしいん?
彼女
彼女
そりゃあ恥ずかしいやろ
北 信介
北 信介
いつも一緒にお風呂入っとるやん
彼女
彼女
そうやけど…恥ずかしいんよ…
タオルを巻いたまま、中々湯船に入れない私。
いつも入っているけど、場所が違うからかめちゃくちゃ恥ずかしい。
意を決してタオルを外して湯船に入ると、入った瞬間信ちゃんに抱きしめられた。
北 信介
北 信介
ほら、こっちおいで
そんな照れることないやろ
彼女
彼女
だって…裸だし…
北 信介
北 信介
素っ裸やな
彼女
彼女
ちょっ、バカ!
あまりの恥ずかしさに、信ちゃんの手を振りほどいて距離を置く。
いたずらっ子のような笑顔で笑う信ちゃんは可愛いけど、言ってることは可愛くない。
北 信介
北 信介
離れんといて
ていうか、隣も来たみたいやな
彼女
彼女
…隣って?
信ちゃんの言葉の意味がわからなくて考えていると、隣から宮ツインズの声がした。
宮 侑
宮 侑
マジの温泉やん!
宮 治
宮 治
ツム、はしゃぐなって
転んでも知らんで
宮 侑
宮 侑
転ばんて!
ていうか、北さんたちラブラブしとるんかな?
宮 治
宮 治
知らんわ
あー、温泉温かい
宮ツインズの会話が思ったよりも聞こえてきて、ちょっと驚く。
北 信介
北 信介
ラブラブする?
彼女
彼女
しない!
宮 侑
宮 侑
あなたさーん、どないしたんですかー?
宮 治
宮 治
ちょ、ツム!
北さんたちの邪魔すんなや!
北 信介
北 信介
そうやで、今からイチャイチャするんやから
彼女
彼女
何言うてんの!
壁1枚挟んで宮ツインズと会話をしながら、再び信ちゃんの腕の中に収まる。
なんだかんだ、信ちゃんの腕の中が一番落ち着くんよなぁ。
その後は信ちゃんの宣言通り少しだけイチャイチャして、部屋に戻った。

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