私の一日は、まずこれから始まる。
そのいち。
私よりも1個上のくせに、朝はバカみたいに弱い
こちらの方。
起きたら起きたで、
言葉に毒の牙が生えたようなつんつんした言葉を
私にフルスイングでほり投げてくる毒舌兄さんに変貌。←
布団を引き剥がすと、たちまち丸くなるそた。
いくら家に居ることが増えたからって、
ずっと寝てられちゃ困る。
ベッド際で、あーでもないこーでもない と、
言葉の投げ合いをしてると、
急にぐいっと腕を引かれた。
ベッド際で戦争を繰り広げてたはずなのに、
気がついたら
颯太の腕の中で身動きが取れなくなっている
にやっと、悪い笑みを浮かべて、
近くにあった私の頬に軽くキスをする。
そんな颯太に慣れていない私は、一気に顔が火照る
今度は唇に、少し深めに重ねられる。
苦しくて、颯太の身体を叩くと、
頭の上で聴こえる軽快な笑い声
やっぱりいい声で、それがやけに腹立つ。
どうしてこうも細いのに、力はあるんだろうか。
笑ってたのに、急に真剣な顔つきになって、
何を言い出すかと思えば…
『ほんまはそんな事させたくないんやけどな、笑』
って笑いながら。
ほら、ずるいでしょ?この人。
.
しつこい、←
SALT さんリクエストありがとうございました😊
遅くなってしまって本当にすみません💧💧
なにぶん、構成を考えるのが遅いもので…🤦🏻♀️💧
中島颯太くんで【日常の中の幸せ】
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。