第32話

B.D story_____💫🌻💙
3,571
2020/02/23 12:43









日付が変わるまで残り1分
今年の誕生日も1人に終わるのかな...
彼に送るLINEは既読もつかず、
もちろん返事も帰ってこない。
そうだよね、仕事で忙しいもんね。
ホールツアーも決まって、
あと、初公演まで数日だもんね。
そりゃ私なんかのLINEなんて見る暇もないか。
いや、むしろ見たくないのかな...?
不安で、彼が、颯太がどこかに行きそうで、
もう私の事なんて忘れちゃうくらい遠くに行きそうで
自分が自分を保てなくなるくらい、
おかしくなりそうだった。




そしたら、
彼からのLINE
『今年の誕生日、一緒に居れなくてごめんね』
『でもね、あなたの事は一生かけて守るし』
『守れるくらい器がデカくて心が広い男になるからね』
『俺も、あなたの事信じるから、』
『あなたも俺のこと信じていて欲しい』
『愛してる』『大好き』











『誕生日おめでとう、あなた。』




どうして颯太は私の気持ちをエスパーみたいに読めるの?
私には颯太の気持ち、なかなか解らせてくれないのに。
なんで颯太は、分かっちゃうの?



涙が止まらなかった。
LINEでも祝ってくれたことが嬉しくて、
忘れられてないんだ、
今日も、私の事好きでいてくれたんだ、
そう思える
だから、止まらない。





ひとしきり泣くと、インターフォンが鳴った。
誰だ...こんな時間に...
まさか...颯太だったり...?
しないか、...宅急便だった。
こんな時間に設定した覚えはないんだけど...
そう思って、
中を開いてみるために、扉を閉めて中に入ろうとすると、




ガチャッ



閉めかけたドアが開いた。
中島颯太
中島颯太
はぁ...はぁ、っはぁ
汗だくの颯太がそこにいた。
あなた

...なん、...で、

中島颯太
中島颯太
LINE見たら、いてもたっても居られなくなってさ、
あなた

...ごめん、無理させちゃった

中島颯太
中島颯太
何言ってんのほんまに、




次の瞬間、視界が急に暗くなったと思えば、
大好きな人に包まれていた。
中島颯太
中島颯太
大好きな人が産まれた日は俺にとっても大事な日なんやで、
中島颯太
中島颯太
俺の事とかどーでもええから、あなた優先に決まっとるやろ




時間は、もう10月8日 午前0時0分
私の16歳になる誕生日は終わった。
中島颯太
中島颯太
大好き、愛してる



そう呟く颯太の私を抱き締める腕の力は
強まる一方、
耳元で囁かれた私は顔が真っ赤
中島颯太
中島颯太
へへへっ可愛い










中島颯太
中島颯太
ずっと一緒にいてな










はい、サプライズストーリーです😚💗
あこちおめでとうね🌟🥰
まじこんなことしか出来やんけど💦💦
あこちの誕生日はみおにとっても大事な日だよ
もちろんそーちゃんにとってもね♡
いい一年になりますように☺️✨
だーーーーいすきだよっ




あこの誕生日はみおにとってはまだ終わってないぞ
これからあと、2週間くらいは覚悟しといてね☺️←
みおちあこちのために頑張るち←

プリ小説オーディオドラマ