壱馬くんを28歳と考えてください。🙏🏻
午後10時
今日も撮影とかリハとか取材とか。
山ほどある仕事を終わらせて、
家に帰る。
ちょっと前までは、
家に帰っても、
光もないし、癒しも待ち人もいない。
そんなんだったのに、
今は、光も、癒しもあるし、待ち人もいる。
そう、俺は結婚した。
10歳下のいわゆるJK と。
俺の中の、女子高生のイメージといえば、
ケバケバした、無礼で嫌〜な感じの
そーゆー女しかいないと思ってた。
でも、あいつだけは違った。
本当に女子高生なんか、ってくらい
大人っぽくて、清楚。
ふんわりした柔らかい声に
これまたふんわり香るシャンプーの香り
そのうえ、俺好みの服装
初めて会った時は、心臓が痛くなるくらい
ばくばく鼓動が鳴り止まなかった。
でも、出会った場所は、初めてのアリーナツアーでのバクステ。
友達の付き添いで来た子だった。
……そ〜んなことを言ってるうちに
天使がいる家に到着。
そんなに慌てなくても、
俺は逃げないのに、
猛ダッシュで玄関まで来るこの子は、
あなたって名前。
…うん、天使。👼🏻
そして、俺のダボダボパーカーまで着ちゃって。
何?襲われたいん?!←
渋々俺の後ろをちょこちょこ付いてくるあなた
やべえ、まじ可愛い。
リビングに入って、ソファーにドサッと座ると、
ちょこんと隣に座ってきたあなた
そして、くいくいっと俺の服の袖を引っ張る
お望み通りに、あなたを抱き締める
キスはちょっと我慢して、様子を伺う
あなたの首に顔を埋めてると、
意地悪してると、しびれを切らしたのか、
次の瞬間、
俺を突き放して
両手で俺の頬を挟んでちゅっと
啄むようにキスをしたあなた
目の前でそうふにゃりと笑うあなたを見ると、
なんか色々耐えられなくなって、
そのままソファーに押し倒してしまった。
あなたは、相当ビックリしてる。
言葉の終わりにちゅっともう一度キス。
小さくて軽い彼女なんて
抱き上げるのは鍛えてる俺からしたら余裕で
あっという間に寝室へ。
今日も俺は、年下彼女、
いや、
年下の妻に夢中。
(*^-^*) みほだよぉ☆彡 さん
リクエストありがとうございました😊
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。