前の話
一覧へ
次の話

第9話

拓弥
66 2
652
2018/07/08 00:35 
私はあの後、拓弥と一緒に家に帰った。
自分
どうぞ～
草川拓弥
草川拓弥
・・・お邪魔します
自分
そんなかしこまらなくていいよ～！
草川拓弥
草川拓弥
うん
自分
私の部屋行く？別にリビングでも人いないからいいけど
草川拓弥
草川拓弥
じゃあリビング
(あなたの部屋だと緊張しすぎる・・・)
自分
おっけー！夜ご飯どうする？うちで食べてく？
草川拓弥
草川拓弥
・・・じゃあお言葉に甘えて
自分
おっけー！作るね！
草川拓弥
草川拓弥
ありがとう
数分後
自分
お待たせ～！
草川拓弥
草川拓弥
おー、美味そう
自分
ありがとう！食べよっか！
草川拓弥
草川拓弥
うん、いただきます
拓弥が食べ始めた。
自分
どうかな？
草川拓弥
草川拓弥
・・・めちゃくちゃ美味い・・・！
自分
そう？良かった～！
草川拓弥
草川拓弥
・・・あのさ、話があるんだけど
自分
うん
何のことかな？超特急やめるとかじゃないよね・・・。
草川拓弥
草川拓弥
・・・俺
私は拓弥が言うことをひとつひとつ噛みしめながら聞いた。
草川拓弥
草川拓弥
・・・あなたが好きだ
自分
・・・え？
草川拓弥
草川拓弥
久しぶりに再会した時、めちゃくちゃ綺麗になってて驚いた。あなたが俺と佐倉の応援するって聞いたら、なんか苛ついて。祐基があなたを抱き締めた時、無性に悔しくなって・・・
自分
・・・拓弥
もちろん、気持ちはとても嬉しい。でも、私は・・・。
自分
・・・ごめん、めちゃくちゃ嬉しいけど、優理花を応援してたから、拓弥には、優理花を好きになって欲しかった。・・・ごめんね。
優理花に会わせる顔がないよ。優理花が想ってる人に告白されたのに、断って・・・。拓弥、優理花、本当にごめん・・・。
草川拓弥
草川拓弥
・・・だよな、俺だって最初から叶うなんて思ってなかった。でも、伝えたかった。
自分
・・・ごめんね拓弥
草川拓弥
草川拓弥
・・・いいよ。俺は佐倉の期待に応えられるように努力する。・・・かっこいい俺になれるように。
自分
・・・これ以上かっこよくなったら、優理花が困っちゃうよ
草川拓弥
草川拓弥
・・・そうだな
その後、拓弥は「夕飯ごちそうさま」と言って、帰って行った。







拓弥、本当にごめんね。













そして、ありがとう。
















ピンポーン。
家のインターホンが鳴った。
画面を見ると・・・・・









祐基だった。

いいねして作者を応援しましょう！

15
2
66
第10話 ごめんなさい！
次の話を読む
陽彩👓いちご推し

陽彩👓いちご推し

が好きなあなたにおすすめの小説

君が住む世界　～世界観設定ができる物語～
読んでみる

この小説を読んだ方は、こちらの小説も読んでいます

コンテスト受賞作品

もっと見る

ショートドラマ&アニメーション原案募集コンテスト

グランプリ作品表紙
グランプリ

夕木真哉は夜、暴く　～殺人遺族カウンセラーの秘密と闇～

玉山かな

編集部コメント

依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました！

プリ小説ショートドラマ『夕木真哉は夜、暴く　～殺人遺族カウンセラーの秘密と闇～』

チャレンジ小説

もっと見る

プリ小説オーディオドラマ