甘々になった流星。
なんか恥ずかしい。
でも嬉しい。
これが幸せな悩みってやつか。
体調が万全じゃないのわかってるから、ほどほどで解放された。
…もう少しぎゅーってしてくれてよかったんだけど。
強制的に布団の中に入れられた。
私は布団の中にもぐった。
そんな風に言われると思ってなかった。
流星は私の手を簡単に探し当てた。
そしてしっかり握ってくれた。
布団から顔を少しだけだした。
流星は私を優しい目で見てた。
その優しい声を聞いてるだけで、私の涙腺はまた壊れてしまったみたい。
つないでないほうの手で私の頭をなでた。
…温かくて、心地いい。
流星がフーッと息を吐いた。
そして優しい顔で私を見た。
顔を見合わせて笑った。
私たちは濵ちゃんの手のひらで転がされてるみたい。
…大きなため息をついた流星。
安心したように笑った。
この笑顔を見れるだけで私は満足なんだ。
こんなに幸せでいいのかな?