第17話

🏹 エピローグ ❤
131
2018/06/21 10:12
あれから10年が経った。
社長(直哉の父)
若いのにすごいなぁ
赤松 れいら(アカマツレイラ)
ありがたいお言葉です。恐れ入ります。
私はもう25歳になった。四捨五入したら丁度、30になる。
社長(直哉の父)
息子には勿体無い奥さんだよ。最初、話をもらった時はビックリしたがな。
赤松 れいら(アカマツレイラ)
はい。そうですね、まさか私の姉が直哉の婚約相手とは思いませんでした。
驫木 直哉(トドロキナオヤ)
おい、れいら。客だ。
赤松 れいら(アカマツレイラ)
了解です。
私は直哉次期社長に施されながら客間へと向かう。
真田 麻衣
きゃぁー!!れいらー!!
そこには美少女になった麻衣が居た。確か、モデルをやってると言っていたっけ。
赤松 れいら(アカマツレイラ)
なんでしょうか?
真田 麻衣
もー。カタコト〜うちといる時くらい普通にしたよ
赤松 れいら(アカマツレイラ)
うん!それでどうしたの?
真田 麻衣
ふふっ。実はですねぇ、ご報告が…
桝田 彰良(マスダアキラ)
やっ!赤松さん。じゃない、驫木さん!
赤松 れいら(アカマツレイラ)
うう、からかわないでくださいよ…
え?2人もしかして…?
真田 麻衣
いやいや!違う違う!!
桝田 彰良(マスダアキラ)
俺は、元カノとさ、1からやり直す事になったんだよ。
赤松 れいら(アカマツレイラ)
本当ですか!?良かったですねっ!!
真田 麻衣
私はね、明日パリに行くの。
赤松 れいら(アカマツレイラ)
えええええええ?!
真田 麻衣
だから、みんなそれぞれ違う道を行くけど、一緒なんだからねッ!
驫木 直哉(トドロキナオヤ)
当たり前だ。
後ろから声がした。
そこには直哉が満面の笑みを浮かべて立っていた。
桝田 彰良(マスダアキラ)
そうだね。
赤松 れいら(アカマツレイラ)
ふふっ。忘れないよ。
真田 麻衣
よーーーしっ!みんな!私の事、忘れないように頑張る!みんなの虜になるくらいのモデルになるんだからっ!
桝田 彰良(マスダアキラ)
おおっ!
赤松 れいら(アカマツレイラ)
私も負けないよ!あなたを私の虜にしてあげるっ!
真田 麻衣
なんで、あなたなのよ?
驫木 直哉(トドロキナオヤ)
今の時点では負けを自覚してんだろ?
桝田 彰良(マスダアキラ)
ははっ。昔の赤松ちゃんと直哉を見てる気分だったよ。
社長(直哉の父)
おーい!れいらさん!
驫木 直哉(トドロキナオヤ)
呼ばれてるぞ
赤松 れいら(アカマツレイラ)
うん!みんな、お互い!お幸せに!
まだまだ続いてく未来。どんな事があったってまだ挫けない。だって、みんながいるから。

私をあなたの虜にしてあげるっ!

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