ユジン side
私は、一人ぼっち .
もともと家庭環境が良くなかった私は、何もかも上手く行かなくて .
そのストレスを、学校で出していたんだと今になって思う .
そんな時、私にも好きな人が出来た .
でも相手はもういて、、
段々私はその子を虐めるようになって
ダメだって事は分かってるのに .
何もかも上手くいかない私だから、せめて何か1つだけは手に入れたかった .
それもまた手に入らないまま、ここまで来てしまった .
親に結局捨てられ、施設で暮らしていた私は、なかなか友達が出来なかった .
だけどその時、話しかけてくれたのがサランだった .
私はやっと手に入れた .
だけどやっぱり足りないんだ .
すぐにサランも捨てて、もう自分は何がしたいのかよく分からない .
もういい . 手に入らなくても、、
幸せになれればそれでいいんだ .
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!