私、高原あなたは今日から念願の高校生!
足を弾ませながら体育館へと向かう
椅子に座りながら軽く周りを見渡す
何よりもアイツが居ないことが一番嬉しい
入学式が終わり、人の流れに沿ってクラス表を見に行く
早速、B組の教室へと向かおうとしたら後ろからドシンと体重をかけられた。
こんなことするのはアイツしかいない…
どうする事も出来ないのでるぅとくんとB組へと向かった。
私とるぅとくんはかれこれ小学生からずっと一緒にいる。
最近は無いけど、親同士が仲良いとかで小学生の頃はよく一緒にお留守番をしていた。
高校こそは離れられると思ってたのに…
(|・ω・)|ガラガラ
私とるぅとくんが入るとすぐに先生も来て、席についた。
先生が扉を閉めた瞬間、みんな動き出した。
オドオドしていると、クスクスっと笑い声が聞こえた。
るぅとくんは口パクで言った。
ガラガラ
先生が入ってきた。
るぅとくんと帰り始めた
ガチャ
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。