るぅとくんの荷物を取りに行くためにるぅとくんの家へと向かっているとき
ガサガサ
音がした方を振り返るとそこには猫がいた
るぅとくんに話しかけられてるぅとくんを見ると、私はるぅとくんの袖を思いっきり掴んでいた
と言うと、るぅとくんはさっと私の手を握ってきた
その後は会話が弾み、気がつけばるぅとくんの家の前まで来ていた
家の前でるぅとくんを待っている間暇だったので、スマホでSNSを開こうとしたとき
何かに口を塞がれた
すると、男は次々に私の体を触ってきた
男は一目散に逃げていった
鬼の形相だったるぅとくんはくるっと振り返っていつもの優しい顔と声でわたしを抱きしめてくれた
安心した私は涙腺崩壊したかのように泣き出した
るぅとくんに連れられて家の中に入った
久しぶりに入った家の中はるぅとくんの匂いでいっぱいで少し心臓がドキドキしている
るぅとくんの顔が少し赤くなっているように見えた
★☆★
それからは2人でゲームしたり課題をしたりして時間を潰した
なんか違うなという違和感に気づき聞いてみた
と、いつもぐらいに距離を縮めると
急に赤面したかと思えば今度は少し怒ったような態度になった
そして、このシャンプー使ったらるぅとくんと同じにおいになるなーとか考えながらゆっくりお風呂に入った
浴室を出るとるぅとくんが用意してくれていたタオルと着替えが綺麗に畳んで置いてあった
☆★☆
るぅとくんは何故かため息をつきながらお風呂場へと向かった
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。