第9話

335
2019/05/29 14:11










4日。




9時頃。







朝から色んなYouTuberさんに連絡を入れた。





でも、1人言えない人がいた。










まほっちゃん。

















幼なじみでこそないものの



高1の時から関わりのある人。














怖かった。









手が止まる。











S 「あなた?」






「、、、、ん、」








S 「俺らも話したい」









分かってくれてた。


私の手が止まってる理由も

私の気持ちも。













そらからまほっちゃんに電話をかけた。






マホト 「やほー」







「うん、」








マホト 「あれ?あなたじゃん」








「落ち着いて、きい、てね、?」








マホト 「うん」








「1日、、に、えい、ちゃ、、が、」









言葉が出なかった。



そう言えば、きちんと声に出したのは初めてかもしれない。






あぁ、こういうことなんだ。









マホト 「どした?一旦、あなたが落ち着こう」









S 「マホトさん、先に聞いてもらってもいいですか」








マホト 「お、お前もいるんか、何?」








S 「あなた、俺が言ってもいい?」








私は頷くことしか出来なかった、


ただただ頭が真っ白になった。









S 「えいじ、が、し、死にました、、」















マホト 「は?え?は?どーゆーことだよ」

「何、ドッキリ?笑」







R 「ドッキリじゃないんです、ほんとです、」








マホト 「は?ちょ、意味わかんねえ」









「まほっちゃん、ごめん、ごめんね、」










何に対してとかじゃなく、ただ謝ることしか出来なかった













1度電話は切れた。















10時。





uuumからのツイートに





【訃報】アバンティーズエイジについて。





の文字。












サーバーアウトしたらしく30分も経たないうちに

本文もツイートの方に出ていた。














そのツイートのリプには





嘘でしょ、?




やめてよ、ドッキリって言って、






えいちゃん、、






そらくん達は大丈夫なのかな、、?














そんな文字で埋め尽くされていた。








私をメンションして大丈夫?と聞いてくれる子。


そら、みっくん、りっくんにも声をかけてくれる子。




えいちゃんの1日で止まっているツイートにリプをする子。





ただ胸の内をつぶやく子。








えいちゃんとの思い出をつぶやく沢山のYouTuberさん。












トレンドには



“ アバンティーズ ”

“ エイジ ”














近くにいた私も夢現ゆめうつつなんだから




もっと分からなくなってるんだろうな。














心配させてごめんね、



















ファンのみんなにも心の中で謝ることしか出来なかった。













混乱を招くためにツイートは控えよう



という話になった。


とりあえず、そらから安否のためでもあるツイートをすることになった。













プリ小説オーディオドラマ