第59話

しんめ
946
2020/05/26 00:41
髙橋side



今、病院で検査待ち。




お医者さんが出てきた。



医者「異常は見つかりませんでした☺️」



ほっと、肩を撫で下ろした。



髙橋「ありがとうございます!」



医者「ただ……。」



そう言うとお医者さんは深刻そうな顔をした。



医者「詳しくはこちらで、、」



決して、いい話では無いと悟った。



髙橋「あなたは、大丈夫なんですか?」



医者「このままだと佐藤さんの体は、すぐに壊れてしまいます。」



髙橋「こわ、れる…?」



医者「睡眠不足や栄養失調などがとても酷いのだと思います。そして今回、女の子の日と重なり、このようになってしまいました。」



髙橋「そう、だったんですね。」



医者「次このようになってしまうと、正直、命が危ないです。」



髙橋「でもなんで…?」



医者「佐藤さんは人前に出るお仕事をされています。なので人一倍、責任や悩みを抱えているのだと思います。」



髙橋「そうなんですね、、」



医者「佐藤さんのお部屋は〇〇〇号室になります。」



髙橋「ありがとうございました、」



あなたが、死ぬ……?



そんなこと、信じたくなかった。



今すぐに、嘘だと、笑って欲しかった。




お医者さんに言われた部屋に向かう、



部屋からは、あなたの泣き声が聞こえる。



俺はじっとしていられなかった。



髙橋「あなたっ!ギュ」



佐藤「優斗……。」



髙橋「大丈夫、大丈夫だから。」



佐藤「優斗、、」



あなたの口から出た言葉はとても衝撃的だった。



佐藤「優斗、佐藤もう死んじゃうのかな。」



佐藤「みんなとデビュー出来ないのかな。」



佐藤「死にたくないよ。みんなとデビューしたいよ。」



髙橋「あなたは、死なないし、何処へも行かない。ずーっと、HiHi Jetsのメンバーだよ。俺の、最愛で最高のシンメだよ。」



佐藤「佐藤ね、ゆうぴやみじゅ、はしもっちゃんと作間とがりさん、みんなに出会えてほんっとに良かった。ありがとう。」



髙橋「何言ってんだよ、お別れする訳じゃないんだから!」



佐藤「佐藤ね、みんなに出会えて強くなれた気がするの。」



そういうあなたの目からは、今までに見せたことのない美しい涙が溢れていた。



佐藤「このこと、佐藤と優斗だけの秘密にしてほしいな。」



髙橋「分かった。誰にも言わないよ。」



佐藤「ありがとう。」



髙橋「ちょっと休めば治るんだからそんな重く捉えるなよ?」



佐藤「うん、」



髙橋「もう寝な」



佐藤「ありがとう、」



泣き疲れたのかあなたはすぐ眠ってしまった。


一旦切ります🙇

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