佐藤side
LINE
こく、はく?
ええぇ、違うよね~ww
もしそうだったら…?
えぇ、違うでしょ~ww
今まで告白でこんなに悩んだこと無かったのにぃ!
いや待てよ、まだ告白と決まったわけじゃないし🤔
でも話ってそれぐらしいかないよね……
よしっ、こんな時こそあの人に相談しよう。
LINE
こーゆー時こそこの人だよねw
相談乗るの慣れてそうだしw
ピーンポーン
来るの早いしww使える先輩ですねぇ~w
那須「あなた~?出るよ?」
佐藤「あ~うん!ありがと!」
那須「中島くん?!勝利くんも?!」
佐藤「は?!」
勝利「あなた~やほ!」
佐藤「やほじゃなくて……中島さん?☹️」
中島「さっき仕事終わって、勝利も一生に居たからw」
勝利「なに来ちゃ悪いの?」
佐藤「だめだよ~時間あったらすぐ来るから!だから家教えたくなかったのに~」
那須「え、俺ほぼここ居るんだけど。」
佐藤「那須はいいの♡」
中島「僕の姫がぁ~!!」
勝利「那須くん、まだ認めてないからね?」
佐藤「あ!おにいは太郎ちゃんの相手してて~」
勝利「話聞いたらだめなの?!」
佐藤「だめ~」
勝利「え~!」
那須「勝利くんこっちです」
中島「部屋行こうか」
佐藤「は~い」
中島「うわぁ、すご~」
佐藤「そっちどうでもいいからw」
中島「んで、相談ってなに?」
佐藤「あのね、例えばの話なんだけどね。」
中島「うんうん、」
佐藤「家族ぐらい大切な友達だと思ってる人から急に告白をされたら、どうする?」
中島「あ~、関係を崩したくないって?」
佐藤「そうそう!」
中島「難しいなぁ~、姫はその子をどうしたいの?」
佐藤「佐藤は~、出来るだけ傷つけないようにしたいかな。」
中島「だよね~、那須くんいるし。彼氏が居ることはその子知ってるの?」
佐藤「知ってる。でもそれでその子を傷つけちゃってて…」
中島「でも、姫が好きなのは?」
佐藤「那須」
中島「難しいかもしれないけど、自分の気持ちを真っ直ぐ伝えるのがいいと思うよ?」
佐藤「そうだよね、、」
中島「本当にそれだけ絆があるなら、そんな簡単に関係は壊れないと思うしね」
佐藤「だよね!ありがとう!」
中島「瑞稀くん?」
勝利「うぇ?!!」
那須「あっ勝利くん!」
佐藤「え……」
勝利「あ。」
中島「勝利どうしたの?」
勝利「あの、えっと~。太郎ちゃんが逃げて追っかけてきたの!」
佐藤「まじおにい無いわ」
勝利「ごめんあなたほんとにごめん!」
佐藤「さっきの話は、例えばの話だから!」
中島「あっ、姫!」
勝利「やっちまった。」
那須「改めて好きって言われると照れますねぇ~ww」
中島「姫、取られちゃったらどうする?」
那須「え?」
中島「多分そろそろ瑞稀くん告白するんじゃないかな?」
那須「そうなんですか…でも僕はあなたが僕を選んでくれると信じて、待ちます」
勝利「んっと、瑞稀くん?ってあなたのこと好きなの??」
中島「うん」
勝利「うぇええええ!」
佐藤「おい!さっきからうるさすぎて1階まで聞こえてるんだけど!」
勝利「すいません。」
佐藤「けんてぃありがとう、2人とももう帰って」
勝利「はい😔」
中島「姫、また何かあったらLINEしてね👋」
佐藤「うん」
勝利「失礼いたしました……。」
本当の気持ちを言ったら瑞稀をまた傷つけてしまうのではないか、そう考えていたら眠りにつけなかった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!