佐藤side
佐藤「ねぇ、那須」
那須「どした?」
佐藤「那須ってさ、、、」
那須「うん、、?」
佐藤「、、、佐藤のこと好き?」
何聞いてるんだろ、自分。
那須「好きだよ、、?」
違う、そうじゃないの。佐藤が聞きたいことはそんなことじゃない。
佐藤「、、ほんとに?」
那須「うん、どうしたの急に」
佐藤「だって、、その、、、」
那須「どした?なんでも言ってみな?」
佐藤「あの、、」
「、、、ちゅー、したことないじゃん。」
那須「えっ…///」
佐藤「いっつもハグするのも佐藤からだし。」
那須「気にしてたんだ、ごめん」
佐藤「愛されてないんじゃないかって思っちゃって、不安になっちゃって。」
那須「キスが全てじゃないでしょ?」
佐藤「でもっ!佐藤は、、、那須と、、」
那須「今日のあなたおかしいよ?ちょっと休みな?」
佐藤「っ……。わかった。じゃあね」
聞かなきゃよかった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。