第33話

てがみ
1,081
2020/05/12 07:31
佐藤side


キャー♡



また今日もいつもどうりの1日が始まる。そう思っていたのに。



佐藤「おはよ~」



橋本「おはよ~!」



猪狩「あなたおはよ~」



井上「おはよ」



作間「今日あなたなんか髪型違う?」



佐藤「あ~、ハーフアップにしてみた!」



猪狩「なんでも似合うな~羨ましい」



佐藤「男の子でも羨ましいの?ww」



猪狩「なんでも似合うっていいじゃん?w」



佐藤「ま~ね?w」



橋本「じゃ、またね👋」



作間「今日瑞稀別で帰るんだよね?」



井上「おう、」



佐藤「じゃ、みんなまたね👋」



猪狩「ばいばい~」




下駄箱に向かう。



今日は入ってない、よね…?



佐藤「あ。」



〝誰かに僕のこと言ったら大切な人傷つけちゃうからね♡〟
こんなの、どう考えても嫌がらせだよね。



うちに嫉妬してる人が、きっと。脅してるだけだよね。
井上「あなた?」



佐藤「あのね、みじゅき、、」



井上「うん?」



佐藤「てg」



パリーン



井上「危ないっ!」



ギュ



私が口を開いた途端、物音がして…フワッと何かに包まれた。



井上「あなた大丈夫?」



佐藤「瑞稀!大丈夫?」



井上「大丈夫、女を守るのが男の仕事だろ?」



そう話す君の手には血がにじんでいた。



佐藤「ほんとごめんね、手、出して?」



井上「俺は全然平気だから」



佐藤「いいから、手出して」



井上「分かったよ…」



先生「凄い音したけど大丈夫?!」



佐藤「あ、瑞稀が怪我して…」



先生「石…誰かのイタズラね。」



佐藤「ごめんね、瑞稀。」



井上「心配すんなって」



先生「井上君は保健室連れて行くから、佐藤さんは教室行ってらっしゃい」



佐藤「はい。」




あの手紙は誰の仕業なの?



何がしたいの?



瑞稀は、私を自分の体を張って守ってくれた。




凄く男らしくて、かっこいいと思ってしまった。



私には那須がいるのに……





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