第10話

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2018/08/04 14:19


「ねぇ!連れてきたよ〜!」

そう女がいえば4人の女が振り返る。
だいたいは見たことある顔。
全員 想いを伝えることすら叶わなかった子。

とにかくめんどくさい。全員で5人とか多いなぁ こんなに大人数なのは初めて。

『何でしょうか?』
「あっ、あの 大志くんと別れてくれませんか?」



ビクビクしながら、呼び出しておいて敬語を使うのって面白いなぁ




『それは・・無理です。』

別れるなんて、無理に決まっている。そして、お前らに決めれる権利なんてない。

「は!?お前調子のんなよっ!お前だろ?優里が必死に告白しようとしてたのお前が踏みにじったんだろ!」

自分の友達を庇ってそんなに熱くなれるそんな心が羨ましい。でも、首元を掴んでくるのは許せないかな

「や、やめて凛ちゃん__グスッ・・・」


最初に言ってきたのが優里っていう子か。
・・・あっ、珍しく口で呼び出したこか!

頭のなかで「ピンポーン」と電球が光る
あぁ、スカッとするなぁ


「優里大丈夫? 泣かないで 絶対に別れさせるから」


あの子が泣けば取り巻き達は同情して、慰めている。大丈夫?大丈夫?って…ばっかみたい。

なんて、つまらない友情劇。


『はぁ・・・』

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