それより・・・
ずっとこっち見てるんですかど!?
穴があくってくらい
そんな目線に女子が気づかない訳なく
「はぁ」「チッ 」
殆どの人が落胆の色を見せる。
のこりは嫉妬とかそこらへん
にしても、視線が熱い。それがもっと不快感を増させた。
隣の大志は『チッ』聞こえるか聞こえないかくらいの舌打ちを鳴らす
しかも私の後ろの席が空席であることから嫌な予感がする。
『俺は、瀬戸 雷。よろしく!』
「じゃあ、瀬戸はあの子の後ろに席に座ってね〜」
『はーい』
淡々と進んでいく自己紹介
ーあぁ、やっぱり
後ろの席に来た。
『ねぇねぇ、紗季ちゃん ヨロシクね?』
危険人物。 頭が危ないと信号を鳴らす
きっと私達に何かしらしてくる。
そんな予感がする。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。