第26話

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2018/08/20 08:02
「席につけ〜」担任がそう言いながら入ってくればみんな静かに席につく

「先生!転校生きますか?!」

竹中くんは我慢出来ずにピシッと上にあげた手


「やっぱり、知ってやがったか まぁ、いい。入っていいよ〜」



そう緩くいう担任。そんなんでいいのかと時々不安になるけど まぁ、いいや。


周りのみんなは期待の眼差し 瞳がらんらんと輝いて
思わず苦笑してしまう。


隣の大志はもはや頬杖をついて興味なさげ
なんなら大きい欠伸をかましてるし…。

『ふぁぁあ・・・。』
「ふぁあ。」

私まで貰いあくびをしてしまった
それでニヤと口元を緩ませる大志。可愛い奴だなぁもう!





「キャーーー!!」『あぁーーー!!』



黄色い悲鳴と雄叫びが教室に響いた


急なことでビクッと自分の肩が跳ねるのがわかった


なんなのよ。せっかく、大志の可愛いモードだったのに!

苛立ちを隠して 前を向けば


光に反射して眩しい金髪が目に入る。
なるほど男だからか。あぁ、納得。




金髪が良く似合っているし顔も整っている。

金髪がより男らしさを引き立てていて、

袖から見える腕の筋肉は程よくついていて強そう。

一言で言えば、ライオンみたいな人

大志とは真逆だな。



ーーーー これは女子はほっとかないだろうな。



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