第24話

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2018/08/19 08:31
足音をたてずにリビングに向かう



起きる前にご飯でも作っておこう

水をコップ1杯 のどに通す。

「ふぅ…」

とりあいず顔洗お
洗面所にいけば ビックリする光景

「ははっ」



首いっぱいのキスマーク。 鎖骨には噛み跡があるし…。 寝ている時につけられたのかな

それだけ、不安だったんだ。あれだけ荒れたのは初めてだったからビックリしちゃったし、


それに、私の声なんてもう届かない、聞きたくないのかと思って 怖かった。


私がきっと失う恐怖を持つのは 大志 だけ。



それより元凶の
お兄ちゃんは帰ったら1発殴ろ。




印を指でなぞれば 愛おしさが募っていく
赤くて、大志の存在を主張する。

これで喜ぶ私はおかしいのだろうか



ーーーーもっともっと欲しい。



どんどん貪欲になってゆく私。はしたない自分。



それでも 私は安心できる確かなものがまだ足りない。












鏡に映る自分は口が歪んでいた




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