第41話

待つ時間.
688
2018/09/23 11:12
アイツを潰す。   そのことしか頭になかった

紗季を傷つけて 俺らスペースに土足で踏みにじった事を盛大に苦しませ後悔させてやろうと思っていたのに


「大志…っ」



紗季の声だけで俺の意識は正常に戻る。
顔を顔色は良くなく額には脂汗をうかさて・・・魘されてる。

(クソッ)

夢の中でもアイツに魘されてると考えれば腸が煮えくり返りそうになる


もう、アイツは後でいい。どうせ逃げられはしないからな


そのまま踵を返し靴箱へ向かう
その間に携帯でタクシーを学校の前に呼んでおく あとあいつにも連絡しておくか


「──よろしくお願いします。」



ざっと来るまで5分くらいか

「お、」

俺が待っていた場所に手鏡が落ちている

あいつらか… あの不細工な面を思い出してまた気分が悪くなった

落ちている鏡を思い切り踏んづければバリッと音を立て鏡は割れた。




待っている間に紗季の服装を整えて上から俺のカーディガンを羽織らせる

そうすれば 少し頬を緩ませた。



とりあいずは安心か…




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