第14話

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2018/08/08 12:29
「まって!私 大志くんのことが好きなの!!そんな性悪女より私の方がいいでしょ!?」


あぁ優里・・・まんまとやってくれたな。
今はサイコーに機嫌の悪い大志を刺激しないで欲しい。後々私が被害被るってのに

「はぁ。」

今度こそ本物のため息。いや呆れとも言える。


横をチラッと見れば瞳孔は開いてて横にいるだけで寒気がする溢れ出る殺意。
にしてもヤバイ。今の大志ならほんとにやりかねん


とりあえず止めるか
「ねぇ、あの女の言うことはどうでもいいからさ、早く帰ろうよ」
『あぁ。だがちょっとだけならいいか?』
「その“ちょっと”が怖いんですけど!?
はぁ・・・ 手を出したらダメだよ。口だけね」

そう言えばスタスタと優里のもとに向かう

あの女はキラキラと期待の顔で大志を見ている

自分が選ばれるとでも思ってるんだろうな
余計な期待を抱くのは傷つくだけなのに。

『俺は紗季しか見れないし。それ以外は興味ないし、てかお前のこと知らねぇし。別に紗季があーゆう性格なのは知ってるから外野が口だすなよ。そうそう、お前と横にいる人、紗季に傷つけたヤツでしょ?どうしてあげよっか?』

ニコッと微笑んで怖いことを言う。
そうやって微笑んでいる姿が綺麗で憎めない。
内側はどす黒く本当は弱い人。

口は笑っているけど目は全然笑ってないじゃん
あんな睨み正面からくらったら泣くなぁ
なんて他人事に考えていたら


『__________。』


最後になにか小声で2人にしか聞こえない声で何か言ったら2人は顔を真っ青にして震えだして泣き出した。 おいおい何言ったんだ。


考えてたら戻ってきて

「最後、なんて言ったの?」
『秘密。ほら帰るぞ 』
そう言って、手を握ってくれる
「うん!」

まぁいいか。後で聞こ
握り返せば少し機嫌が良くなる。
(これは戻るまで時間かかるなぁ)
まぁ楽しいからいいんだけどね

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