早く大志がいるとこに行かないと。
「あ、もう帰っていいかな?」
『まだ話は終わってないんだけど!』
ガシッと腕を掴んでくる凛。少し力強いなぁ
「離して?はやく。」
『くそっ調子のりやがって』
「いっ!」
やば、首元掴まれた
・・・ブチッ __カランカラン。
「『あっ』」
ネックレスが切れた。大志とのネックレスが・・・。
「・・__て。」
『あ?壊れちゃたねぇ?ざまぁみろ!』
「はやく!どいて!!」
『ッ!!』
力が弱まってからその隙に押し倒す
どうしようどうしようどうしよう。大志とのお揃いが無くなっちゃった。特注だから同じものなんてない。
どんどん頭の中では不安と恐怖が膨らんでいく
__いや、まずこの女に壊した物の
代償を払ってモラワナクチャ。
「ねぇ?」
『ヒッ…ごめんなさいごめんなさい__』
謝ってすむとでも思っているの?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。