テレビ局に着いて楽屋へ。
BTSさんの楽屋は隣だからすぐ着いちゃう。
コンコンッ
お決まりのリーダー同士で長話
早く出たい……
じゃなきゃ心臓もたない
ツウィに隠れることにした
そう言えば、初めてBTSさんと番組一緒になった時もこんな感じだったっけ
こう見えて私は人見知り
それにずっとファンだったBTSさんとの共演ってこともあってガッチガチに緊張してた
そんな時だったよなぁ、
「ダヒョンちゃん?」
って声掛けてくれた人がいたんだよ
ナムジュンさんの言葉ではっと我に返る
顔を上げてしまったら私の視線は自然とあの人にいくんだろうな
そういえば、今日は全然声が聞こえない
そう思って顔を少しあげてツウィの横から覗くと、バッチリと目が合ってしまった
その瞬間、勢いよく目を逸らしちゃった
やば、感じ悪かったかな?
楽屋から出てやっと安心
私は1人のarmyなんだからそれ以上の線を超えちゃいけないんだよ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。