あなたside
今日から病室に新しい人が来た。
でもその人は私をいじめてきた人。
最悪だ、今すぐ逃げ出したい。
でも涼介先生はこの人がいじめたってこと知らないからなんか言いにくい。
女の子「ねぇ、この前はごめんなさい。代わりに仲良くなろ?」
……え?散々いじめてきたのに何言ってるんだろう。
でも断るとなんかされそうだしな……。
「……う、うん」
この判断が間違いだった、まさかあんなことになるなんて。
1週間後
女の子「ねぇ、あなたちゃんちょっとあっち行こ?」
「……うん」
涼「お。あなた!どっか行くの?」
「……うん、あっち」
涼「気をつけてね。」
いじめてきた女の子について行くと裏倉庫みたいな所に着いた。
なんか嫌な予感がする。
女の子「なぁ、お前、ほんとうざいんだよ!学校にも来ないしなにしてんだよ!!しかも入院先が同じとかまじストレス溜まる!!今すぐ消えろ!」
「……っごめんなさい」
やっぱり仲良くするんじゃなかった。彼女は私をはめたんだ。
女の子「ごめんなさいじゃねぇよ!」
「……っ」
怖くてしゃがみこんでしまった。
バタバタ
大「どうした!?」
女の子「あっ、大貴先生」
怖くて顔をあげられなかったが声で大貴先生が来たってことがわかった恐らく彼女の声がデカくて響いていたんだろう。
大「なにしてんの!?あなた大丈夫?」
女の子「あなたちゃんがここまで連れてきていじめてきたんです……うざいとか言われて泣」
……え、なんもしてないのに私のせいにされてる。
いじめられてんのは私なのに……、
大「そうなの?」
女の子「……コクリ」
大「……あなた今日のことは山田に報告しとくね。とりあえず事情を聞かせて?あなたは病室戻ってて。」
……大貴先生も悪者になった
それから大貴先生が涼介先生に私がいじめたっことを報告したらしい。
ガラガラ
「……ビクッ」
突然ドアが開いた。
思わず布団の中に隠れちゃった。
涼介side
大ちゃんからあなたが同じ病室の女の子をいじめたって聞いた。
でもあなたはそんなことしなそうなんだよね。
結構仲良かったから安心してたけど何かあったんだな。
病室へ行くとビックリしたみたいで布団の中へ隠れた。
「あなた?起きてる?」
あなた「……」
「先生ここ座っていい?」
あなた「……」
「先生、お話したいな。出て来れない?」
あなた「……グズッ」
「そんな潜ったら暑いよ?」
あなた「……グズッ」
これは布団の中で泣いてるな。
「じゃあそのままでいいからね。」
トントンしてあげて落ち着かせてから少しずつお話する。
「あなたいじめたの?」
あなた「……言ったってみんな信じてくれないもん。グズッ」
「正直に教えてよ。あなたから言ってもらわないと分かんないよ?」
あなた「……あなたいじめてないもんグズッあの人が勝手に大ちゃんに言ったの。いじめられたのはあなただもん。消えろって言われたし、ストレス溜まるって言われt……「あなた!もういいよ。教えてくれてありがとう。出ておいで。」
あなた「……ん」
出て来てくれたあなたを抱きしめて
「ごめんね、あなた気づけなくて。」
あなた「……ん」
「大ちゃんにこのこと言っとくよ?」
あなた「……うん」
それから大ちゃんに言おうとしたらあの女の子がいじめたって自分から言ってきたらしい。
そして気づいたのはあなたの事を前からいじめていた人だったみたい。
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧
あーたんさんリクエストありがとうございました!
こんな感じでよろしいでしょうか?
気に入らなかったら申し訳ございません🙇♂️
リクエスト募集しております。
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。