第110話

#79
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2020/08/10 11:27
涼介side




「んんっ……」


……あれ?今何時だ?


薄ら目を開け、スマホの時刻を見る。

ちょうど午前3時を回った所だ。


3時……


ん?3時?


「やばっ!寝すぎた!!」


雄也と交代してからかれこれ2時間経ってる。


いくら夜勤や当直じゃないからとはいい、寝すぎてしまった。




急いで起き上がり顔を洗い仮眠室を出る。



「大ちゃんごめん!!寝坊。」

大「全然、山田だって疲れてるでしょ?」

「ごめん、ありがとう」

大「いえいえ、それより山田、寝癖笑」

「んぇ!?」

大「すごい寝癖笑余程疲れてたんだね笑しばらく休み取ったら?」

「それはダメでしょ。」

大「そうかもしれないけど山田、今日夜勤でしょ?笑」


ああ、そーえばそうだった。


「でも!仕事は仕事だから!」

大「いいよ、今日は俺が変わってやる!山田顔色悪いし、体調悪そう。」


大ちゃんにそう言われると急にダルさが来た。


大「自分でも気づかないくらい溜め込んでると思うからさ。」

「大ちゃん、ありがとう、」

大「今日の夜くらいはゆっくり休んで。」

「そうさせてもらう。あっ、大ちゃん」

大「ん?なに?」

「あなたからナースコールとか来てない?」

大「今のところ大丈夫、来てたら起こしてる。」

「そっか、良かった。 少しあなたの様子見てくるね、」

大「ん、わかった。」





寝癖を治してあなたの様子を見に行った。

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