涼介side
あなたと一緒に布団に入って目を覚ますと外は明るくなっていた。
携帯で時刻を確認するとちょうど5時半になるとこだった。
あなたを起こさないように体温計を脇に入れてホールドする。
あなた「……んぅ」
起きちゃう起きちゃう笑
ピピッ
「おぉ苦笑」
38.5℃と思った以上に上がってた。
解熱剤入れた方がいいな。
起きちゃう前に解熱剤を入れることに。
ナースステーションに向かうと帰ろうとする大ちゃんに会った。
「大ちゃん、おつかれ。」
大「あ、山田!あなたどんな感じ?」
「熱が結構上がっちゃってるから起きてる前に解熱剤入れようかなって笑」
大「そっか、早く治るといいけどね、」
「そうだね、」
大「じゃあ俺もう行くわ、」
「ごめんね、止めちゃって。」
大「ううん、山田あんまり無理すんなよ。」
ナースステーションへ行き、解熱剤の座薬を手に取る。
本当は、点滴が起こさないからいいんだろうけど座薬の方が早く効くからね、
あなたの部屋に戻ってあなたを横向きに寝かせる。
起きちゃうかなって思ったけど起きなくてそのまま解熱剤を入れた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。