涼介side
あなた「……もういらない。」
ご飯をちょっととおかずを全部食べてお腹いっぱいって言ってきて、スープは手付かずだった。
とりあえずおかずは全部食べれたからいいかな?
でも点滴はしないといけない。
「あなた、ちょっと頑張ってくれない?」
あなた「……嫌だ」
何するか察したみたい。笑
「すぐ終わらせるから。」
あなた「なんでするの!」
「あなたの体が栄養欲しいって言ってるからだよ。」
あなた「……ん」
「最近食欲落ちてきてるし、このままだとダメだからちょっと頑張ろっか。」
あなた「……んぅ」
腕を出させて、血管を見つける。
ここだったら1発で行けるな。
消毒して針を刺す。
あなた「痛っ!!」
「ごめんね、もう少しで終わるからね。」
点滴に繋いで取れないようしっかり固定した。
「終わりだよ。頑張ったね。」
あなた「……ん」
あっ、新しい先生の事言わないと。
「あなた、ナースステーション行こっか。」
あなた「……なんで?」
「最近ね、アメリカで研究して帰ってきた先生が来たんだ。あなたにもその内担当になってもらうから挨拶行こうね。」
あなた「……嫌だぁ」
「大丈夫、すんごい優しい先生だよ。」
あなた「……んぅ」
「とりあえず行くだけ行ってみよ?」
あなた「……うん」
「じゃあ靴履いて。」
「履けた?よし、行こっか。」
ナースステーションへ向かった。
「あっ、光くん」
光「山田どーした?」
「圭人って今いる?」
光「いるよ!呼んでこようか?」
「うん、お願い!」
圭人が来た。
「圭人ごめんね、急に呼び出しちゃって。」
圭「全然、大丈夫!」
「この子が昨日紹介するって言ったあなた。」
圭「あー!!あなたちゃん?こんにちわ。」
あなた「……ふぇっ涙」
俺の後ろに隠れてる笑
「泣かないで笑」
手で涙を拭いてあげて
「大丈夫、大丈夫。」
圭「これからよろしくね。」
あなた「……ん涙」
「まぁ、人見知りだから徐々に仲良くなって笑」
圭「OK!」
「ほら、あなた英語上手でしょ?」
あなた「……うん」
圭「英語好きなの?」
あなた「……うん」
圭「じゃあ後で教えてあげるね!」
あなた「……ありがとう」
とりあえず、圭人とは少し仲良くなれたかな??笑
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やっと、全員出すことが出来ました!!←
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。