あなたside
小児科の窓口にカルテを出しに行った。
慧「お!あなた!おはよう。」
慧「あなたお熱測ろー。」
「え、やだ。」
慧「確認するだけだからね??」
慧「頑張ってみよ??」
慧先生が体温計を渡してきた。
慧side
今日は、あなたが小児科へ来た。
あなたに体温計を渡しても受け取ってくれないや。。。どーしよ。。。
「あなた、俺が測ってあげようか?」
あなた「うん.......」
「よし、おいで?」
よし、素直に来てくれた。
ピピピッ
「あなた終わったよ~」
「ママのところ戻っていいよ、呼ばれるまで待っててね~」
あなた「ここじゃダメ?」
「いいよー、じゃあ待ってよっか。」
あなた「うん。」
しばらくするとあなたが呼ばれた。
「呼ばれたね、そこから入っていいよー」
お母さんと一緒に診察室へ入るあなた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!