第3話

ドジな私が好きな人に会うとこうなります。
魔法を使った。
魔法を使った。
私は、魔法使いになってしまったんだ。
丸川 菜々
丸川 菜々
(でも、どうして…)
丸川 菜々
丸川 菜々
(……まさか!?)
朝に出会った魔法の杖のせい!!??

…確かにそう考えれば色々つじつまがあう。
私をナーナ(?)って人と勘違いして、
「お手伝いをさせていただきます」って言ってたし…
市野 結花
市野 結花
おーい、菜々ってば~
丸川 菜々
丸川 菜々
ん!?…何?
市野 結花
市野 結花
数学の予習やってきた?あれ、難しかったんだよね~…
ちょっとノート見せて!
あっ…ど、どうしよ…
私も宿題やってないよ…。

今からやる時間もないし…やば、どうしよ…
丸川 菜々
丸川 菜々
(予習がノートに綺麗に書かれてれば…)
丸川 菜々
丸川 菜々
ってあぁ!?
やっちゃったぁあああぁぁぁ!!!!!

私の手のマークが光り始め、
ノートに向かってビームを発射した。
市野 結花
市野 結花
…すご、全部できてんじゃん。
ちょっと写させて~
あぁぁぁああぁぁあ…私は魔法を使うのもドジなのか…
村江 隼翔
村江 隼翔
お、丸川それできてたの?
ちょっと俺にも写させて
はっ、隼翔君!?

隼翔君は、私の好きな人だ。
よぉし、しっかりしろ、菜々!
丸川 菜々
丸川 菜々
はやとゅ…隼翔君…!うん、いいよ!
んもおおぉおなんでこんな時に噛むのばかぁああ!!
村江 隼翔
村江 隼翔
おう。丸川さんきゅ

結局、隼翔君とはまともに話せず、
予習は全問正解で変な目を向けられた。
伊波 悠
伊波 悠
菜々、今日遊べる?Tik Tokとろーぜー
この子は悠ちゃん。
とてもオシャレなノリのいい(チャラい)友達だ。
丸川 菜々
丸川 菜々
暇だからいーよー。
悠ちゃん家に行くね
伊波 悠
伊波 悠
おけまる~
家に着きまして
伊波 悠
伊波 悠
今の配信していい?
丸川 菜々
丸川 菜々
ダメ!私可愛くないもん。悪口つけられるよ
伊波 悠
伊波 悠
菜々ちゃんはかわいーから大丈夫だよ
丸川 菜々
丸川 菜々
いやいや…w
悠ちゃんは、見た目は少し怖いけどとても優しい。
伊波 悠
伊波 悠
じゃあ、メイク動画だそ!
菜々、メイク得意って前言ってたもんね、これなら
おけまるっしょ?
過去の私いぃい!!!!なんてことをおお
丸川 菜々
丸川 菜々
お、おけまる
伊波 悠
伊波 悠
んじゃ、持ってくるねー、待ってて
丸川 菜々
丸川 菜々
んもぉ…メイク達人に少しだけでもなれたらな…
丸川 菜々
丸川 菜々
わあ!!!?
またやっちゃったあぁあ!!!
手のマークが光り始め、光がパッと私の体に巻きついた。
伊波 悠
伊波 悠
持ってきたおー、撮るよー
丸川 菜々
丸川 菜々
り、りょーかい
準備しまして
伊波 悠
伊波 悠
じゃ、スタート!
うわぁあ何これ、メイク道具の全てに
これはこれに合う、あれはああやって使う
って書いてあるように見える…
あぁ、もう、やっちゃえ!

私はテキパキと悠ちゃんと同じペースでメイクを始めた。
伊波 悠
伊波 悠
はい、終わりー
伊波 悠
伊波 悠
菜々、すごいね。
ちょーテキパキとメイクしとった
丸川 菜々
丸川 菜々
あ、そう?ありがと、あはは
私にとりついていた(?)魔法がぱっと消えた。