第6話

ドジな私が文化祭に出るとこうなります。
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2018/11/17 05:23
うちのクラスの出し物は、「メイド喫茶」になった。
ものすんごい嫌。
嫌だけど、これはうちの学級委員の説得力で
無理矢理決められたので、今更どうしようもないのだ。

そして、今日は文化祭1日前。
うち、2年5組は大忙しだ。
伊波 悠
山口さん、買い出し行ってきて!
伊波 悠
そこ、男子サボらないの!
そう、学級委員とは、悠ちゃんのこと。
丸川 菜々
悠ちゃ~ん…メニュー表はこれでいい?
もう少し変えた方がいいかな
伊波 悠
ん?ちょっと待って…うん。
いいと思うよ~おけまる~
丸川 菜々
おけまるまる~
市野 結花
ゆーうちゃんっ。メイド服、何着必要だっけ。
今んとこ13着あるよ
伊波 悠
あと5着!
江口 未来
悠りーん!お店のBGMなんだけど、ちょっと来てて!
この子は未来ちゃん。モデル並みに可愛い女の子だ。ちなみにぶりっ子だ。
伊波 悠
おけ!
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何時間か経ちまして
伊波 悠
おっしゃー!かんせー!
下校時間ギリギリで、私達は文化祭の準備が完了した。
クラスメイト1
じゃあ、もう帰っていいよね?
先生
あ…うん、大丈夫
先生
はい、さよならー
皆が帰り始めたので、私も帰る準備を始めた。
伊波 悠
あ、菜々、ちょい待ってー
丸川 菜々
ん?何?
伊波 悠
ごめんね、メイド服着せてあげられなくて。
裏方、つまんないでしょ?
私は、人数の関係でメイドになれなかった。
いや、別に嫌な訳じゃない。恥ずかしいし
丸川 菜々
大丈夫、大丈夫!
って言うのは嘘。
恥ずかしいけど、私だって女子だし…
丸川 菜々
(…やりたかったな、メイド)
伊波 悠
ん?何?小さくて聞こえんなぁ
丸川 菜々
あっ…なんでもないよ!
伊波 悠
ん?そう?
丸川 菜々
うん…
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次の日
丸川 菜々
んぁあ…ねむ…皆、おはよお…
伊波 悠
あ…、
悠ちゃんの顔が青ざめていた。
…なんかあったな、絶対
丸川 菜々
…どうしたの
伊波 悠
メイド服着る女子が、1人風邪で休んじゃった
丸川 菜々
丸川 菜々
…、で、でも!1人ぐらいなら、なんとかなるんじゃ
伊波 悠
違うの、これじゃ、時間的に足りないよ
市野 結花
悠ちゃん、落ち着いて。
江口 未来
そおだよ、悠りんらしくない
パニクっていて、よく分からないが、整理すると、こういうことらしい
メイドの人は、うちのクラスに18人。前半と後半に別れて9人。
前半が1時間半ずつで、休憩などを細かく決めると人数的に
足りなくなる時間があるらしい。(作者が語彙力なくてすみません)
伊波 悠
…、そうだ
伊波 悠
菜々ちゃん、メイドやってくれない?
丸川 菜々
えっ
これは予想外だった
伊波 悠
菜々ちゃん、裏方でしょ?
でも、人数的にギリギリ余裕だから、やって!
江口 未来
なるほろ!菜々、やりたそうな感じだったし
ん?
市野 結花
いいね、
菜々似合いそうだし(悪気なし)
なんか、この光景見覚えが
丸川 菜々
…いいよ
まさか
市野 結花
にしても、大丈夫かな、和田ちゃん。
急に早めのインフルエンザにかかるなんて
丸川 菜々
(私のせいだ)
丸川 菜々
(私が昨日言ったから)
丸川 菜々
(メイドやりたかったからなんて)
丸川 菜々
(そのせいだ、だから和田ちゃんが)
丸川 菜々
(病気に、なった)
市野 結花
…どうしたの?険しい顔して
恐ろしいことに気づいてしまった
丸川 菜々
なんでもないよ
市野 結花
そう、良かった(ニコッ)
何で気づかなかったんだろう
伊波 悠
じゃあ、準備しよ
私が魔法を使えるようになったあの日から
丸川 菜々
うん!
私は、
私は、
人の心を操れることも
人を病気にさせることもできる
これを利用すれば
どんな危険なことだって出来てしまう
恐ろしい能力
破壊的な能力
それを、今は私が手に入れている
こんなの
こんなの
丸川 菜々
(なんで私が)
丸川 菜々
…!?
急に、胸がぽっかり切り抜かれたような痛みが走った。
声が出せないほど痛い。つらい。苦しい。

でも、その痛みは数秒でひいた。
丸川 菜々
なんだったんだろう
市野 結花
丸川 菜々
いや、なんでもないよ!
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作者
こんにちは。作者のアリエルです。
作者
いつもこの連載を読んでくれてありがとうございます(*’ω’*)
作者
えーと、私が書いている小説は高校目線のものが多いのですが、
作者
作者は中学生なので、高校の感じがわからなくてですね…
作者
えと、なので、高校ってこんな感じじゃない!
って思っている人、すみません。
作者
これからもよろしくお願いします。

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