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第1話

ドジな私が何かを拾うとこうなります。
お母さん
菜々~!起きなさい、もう朝よー
ん…お母さんの声だ
丸川 菜々
丸川 菜々
わかったわかった、もう起きるよ~…ってわぁ!?
私はベッドから降りた瞬間、足を踏み外してどてっと転んだ。
丸川 菜々
丸川 菜々
痛たた…って、え!?もう7時半!?
私は制服に着替えると、猛スピードでリビングに走った。
丸川 菜々
丸川 菜々
もう!お母さんたら、もっと早く起こしてよね…ってうわ!?
止まらなくて、ガン!とリビングのドアにぶつかった。
お母さん
菜々ったら、何やってるの…相変わらずドジね
丸川 菜々
丸川 菜々
ドジなのは分かってるんだってば~…
見ての通り、私は世界一のドジ。
皆が引いちゃうレベルのドジっ子デス。
丸川 菜々
丸川 菜々
じゃあ、行ってきまーす…ってうわぁあ!?
お母さん
はぁ…いってらっしゃい。
お母さんに冷たくドアを閉められ、誰にも助けてもらえず地べたにつっぷした。
丸川 菜々
丸川 菜々
ん…?何これ?
私の視線の先には、キラキラと光る綺麗な杖。
丸川 菜々
丸川 菜々
すごく綺麗…!誰かの落とし物かな?
丸川 菜々
丸川 菜々
交番に届けに行こう!
私は杖をひょいっと拾い上げた
その瞬間、杖がピカピカと光りだした。
私はビックリして杖を手から離したけど、杖は空中に
ふよふよと浮いていた。
丸川 菜々
丸川 菜々
なっ…!?杖が…浮いてる!?
魔法の杖
拾っていただきありがとうございます。
丸川 菜々
丸川 菜々
つ、つつつつつ、杖が喋ったぁ!?
魔法の杖
私はナーナ・マシュリーラ様の魔法の杖でございます。
ナーナ様を探しています。
丸川 菜々
丸川 菜々
ナーナ…私の名前と似てる…って、そういう事ではなくて!
魔法の杖
貴方がナーナ様でございましたか!
お久しぶりでございます、ご主人様
丸川 菜々
丸川 菜々
…ええええぇえ!?ち、違います!私は菜々です!
魔法の杖
再びご主人様のお手伝いをさせていただきます。
では、失礼します
杖は私の言ってることに耳を貸さず、ペラペラと喋り続けている。
丸川 菜々
丸川 菜々
…ちょ!?何!?え、ええぇえ!?
杖は私の手の中にめり込んで行った。
手をブンブン振って振り払おうとしたけど、全く無意味。
完全に手の中に入ってしまった。
手の真ん中には、ダビデの星のマーク✡がついていた。
丸川 菜々
丸川 菜々
…何だったんだろう…あ!学校行かなきゃ!
私は学校に走り始めた。