はぁ、
ついに回って来たよ。 私の番。
私ボール投げるのは苦手だって。
アッ、
そっかァ〜.*・゚(*º∀º*).゚・*.
風に乗せて飛ばせばいいじゃん!(。・`ω・´)キラン☆
そうだよ〜!個性オッケーなんだし!
個性を使い風に乗せてボールを飛ばした
、と 思ったら
トンッ トトンッ
ボールが落ちたのは
去年の記録より3、4m先の方だった。
私、 個性使ったよね、
明らか使ったよね。
どゆこと?
少しの間 放心状態で?が飛び交っていた私に口を開いたのは
相澤先生だった、
へ?
消した?
いや、
いやいやいや!
いやだから分からんて、
でも、 自分の個性を知れ か、
あっ、
そっか、
そうだよ!
ボールを投げる構えにはいった私は思い返した
デクが先生に言われていた事を、
デクがカッコよく見えたあの瞬間を、
デクがやっていた
指先にのみ力を集中させて!
ビュンッッッ
何となくだけど先生が言っていたことわかった気がする、
けど やっぱり少し分かんない。
だから、
これから 私にいろいろ教えて、
先生!!
ピピッ
"4076m”
チョーカーに着いた鈴を鳴らしながら
私は真っ先に相澤先生を見た。
瞬間、
,
,
,
私は皆を後にして先生のところに駆け寄って行った
いかにも褒めてほしそうな目で先生に問いかける
ポン
ヨシヨシ
この後 もう一度全ての種目を測り直させられました
記録
50メートル走 : 5.40秒→2.58秒
握力 : 25kgw→26kgw
立ち幅跳び : 1.98m→84m
反復横跳び : 52回→88回
ボール投げ : 68m→4076m
上体起こし : 32回→87回
前屈 : 40cm→70cm
,
,
ヨシヨシ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。