第20話

笑顔と涙の存在する意味
3,021
2021/03/31 13:00
???
あなたから手を離せ!ヴィラン!!






後ろでパチンッという音がしたと思えば男は殴られたようなダメージを受けていた、怯んでいる内に何とか逃げ出せた私は誰かに抱えられ男から離される



???
無事かよあなた、
天水 (なまえ)
天水 あなた
え...あっ、ゆーにぃ!
_雄宇@ゆう_
雄宇ゆう
おぅ、


後ろを振り返ると
そこには大好きなゆーにぃが居た



天水 (なまえ)
天水 あなた
ありがとうゆーにぃ、
_雄宇@ゆう_
雄宇ゆう
まだだ、あなたは下がってろ
天水 (なまえ)
天水 あなた
そんなっ、私も一緒に_____
_雄宇@ゆう_
雄宇ゆう
いいから下がってろ!
兄の言うことが聞けないのか!!
天水 (なまえ)
天水 あなた
わ、分かった


言われるままに兄と男から距離を開けていく



男は再びポッケへと手を突っ込んでこちらを向いた



_死柄木@しがらき__弔@とむら_
死柄木しがらきとむら
あぁ、君があなたの今の兄?
_死柄木@しがらき__弔@とむら_
死柄木しがらきとむら
ていうか君の個性も凄いね
なんて言うんだ?気になるなぁ
_雄宇@ゆう_
雄宇ゆう
黙れヴィランが、
俺の妹に触りやがって
_死柄木@しがらき__弔@とむら_
死柄木しがらきとむら
けど君さぁ、うんざりしてたんじゃないのか?
_雄宇@ゆう_
雄宇ゆう
は?なんの事だ?
_死柄木@しがらき__弔@とむら_
死柄木しがらきとむら
あなたが来てから家族はみんなあなたに夢中
自分のことを見てくれる人が居ない、
というより奪われた・・・・と思ってんだろ?
_雄宇@ゆう_
雄宇ゆう
.......知ったような口言いやがって

何を話しているのかは聞き取れないが兄は不満気な顔をしている



パチンッパチンッ

兄が指を2回鳴らすといつの間にか木が倒れていた、男はその攻撃を避けたようだが腕をかすっている
_死柄木@しがらき__弔@とむら_
死柄木しがらきとむら
不思議な個性だ.......
気に入ったよ君、俺たちの仲間にならないか?
_死柄木@しがらき__弔@とむら_
死柄木しがらきとむら
もし断ると言うならb_____
_雄宇@ゆう_
雄宇ゆう
断る
_雄宇@ゆう_
雄宇ゆう
お前らの仲間になんて死んでもなりたくねぇ
_死柄木@しがらき__弔@とむら_
死柄木しがらきとむら
はっ))死んでもか.......
_死柄木@しがらき__弔@とむら_
死柄木しがらきとむら
なら、本当に死ぬか?((ニヤ
_雄宇@ゆう_
雄宇ゆう
出来るもんならやってみろ
_死柄木@しがらき__弔@とむら_
死柄木しがらきとむら
.......おい
ヴィラン
はい!
_死柄木@しがらき__弔@とむら_
死柄木しがらきとむら
コイツを凍らせてしまえ
ヴィラン
お易い御用ですよ!
ヴィランが地面に手を着いた瞬間に大きな氷の壁がゆーにぃの前に立ちはだかった
_雄宇@ゆう_
雄宇ゆう
舐めんな


ゆーにぃが手をパンッと叩いた

そして不思議と氷の壁は爆発して砕けてしまっている





そのままゆーにぃは突っ込んでいってヴィランを殴った


止めを刺そうとした時に何故だかゆーにぃはこちらを向いて必死に叫んでいた



私はいつの間にかに捕まっていてまた黒い霧の様なものに向かって手を引かれている



ゆーにぃはすぐに私の元へ帰ってきている、しかしまだ意識があるヴィランは後ろからゆーにぃ目掛けて攻撃を仕掛けてきた






それは不幸にもゆーにぃに当たり、足から徐々に凍っていっている




天水 (なまえ)
天水 あなた
.......ゆーにぃ?
天水 (なまえ)
天水 あなた
ゆーにぃッ、ゆーにぃ!!
_死柄木@しがらき__弔@とむら_
死柄木しがらきとむら
あなた、どこへ行く気なんだ
早く皆の元へ帰ろう
天水 (なまえ)
天水 あなた
ッなして、、
天水 (なまえ)
天水 あなた
離せ!!


上から地に打ち付けてき爆風は次々と木を倒していくがあなたと雄宇だけは平然と地に足をつけていた


ヴィランとアイツは黒い霧の中へ入っていく




風が収まった頃にあなたは兄の元へゆっくりと足を進めた


天水 (なまえ)
天水 あなた
ゆーにぃ、、ッ、ゆぅ、っにい.......
_雄宇@ゆう_
雄宇ゆう
おい、何だよあなた
泣いてんのか?((ニコ
天水 (なまえ)
天水 あなた
だっ、てぇ......
_雄宇@ゆう_
雄宇ゆう
それで良いよあなた
泣きたい時に泣けばいい、
笑いたい時に笑えばいい、
_雄宇@ゆう_
雄宇ゆう
でなきゃ、笑顔と涙がこの世に
存在する意味がないだろ?
天水 (なまえ)
天水 あなた
でもっ、、、私もうッな、かないよっ!
だから、だからっ!ッ......死なないでぇッ、、
_雄宇@ゆう_
雄宇ゆう
ばーか、だから泣いていいんだってば
”あなたの涙を拭いてくれる奴がいつか
現れるから”、な?((ニコ
天水 (なまえ)
天水 あなた
うッ、、うん!分かっ、た......
天水 (なまえ)
天水 あなた
.........ゆーにぃ!
_雄宇@ゆう_
雄宇ゆう
ん?
天水 (なまえ)
天水 あなた
私ね!ゆーにぃが大好きだよぉ、
私ッゆーにぃの妹でよかったあッ、、
_雄宇@ゆう_
雄宇ゆう
あなた、、、、あぁ、俺もあなたの
兄で本当に良かったよ((ニコ
_雄宇@ゆう_
雄宇ゆう
頑張れよあなた_____



やがて氷化はどんどん広がっていき完全に氷のように動かなくなってしまった冷たい兄はどこか幸せそうな表情だった





その後はあまりにも酷かった


またヴィランの奴が来たと思えば仲間が増えており黒くモヤモヤした大きなヴィランがゆーにぃを黒い穴の中へと飲み込んでしまう、

私は相手の個性で動けなくなってしまいそれをただ叫び見ることしか出来なかった






それからの数日間はデクやかっちゃんにも会わず光のない暗い部屋の片隅で声を殺し泣いていた


プリ小説オーディオドラマ