またまた放課後……… ←放課後スキです。
コンコン
.......
職員室に入ると昨日も行った相澤先生の席に向かった
え?
で?
で、って何?
ちゃんと主語と述語ってやつを言ってくんなきゃ。
主語と述語って何がなんだか知らないけども。
ウワ、
傷ついてるよ上鳴。
かわいそう。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 昨夜の出来事である。
あなた side
入学式には遅れるし職員室に呼ばれるし、
初日なのにどっと疲れた、
災難だった、
も〜、、、、、、、、、、、疲れた
うん、ヨシ!
明日はちゃんと起きて行こう!
いや、起きれるは起きれるんだけどな〜。
家出るまでダラんこしちゃうんだよー、!
デクとかっちゃんにはあんなこと言っちゃったし、
※第2話 入学式 参照
アッ、そうだ!
時計を10分早くしておけば早く行動できんじゃん!
やっば、
私って天才かも。
いや、かもじゃなくて天才だわコレ。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
上鳴に言われるって相当じゃね?
少し凹んでいると後ろの戸が開き
まだ肌寒い風と共に厄介な人が入って来た。
ウゲ
ガシッ
いや、だからさ。
何で頭を掴んでくるかな?
てか頭じゃないな。もう顔だなコレ。
先生が生徒にこんな事していいの?
両手をあげて言うとスっと手を離してくれた。
だけどさ、
呆れたような諦めたような顔で1度だけコクリと頷いた
…………
先生は黙り込んだまま私の事をずっと見ていた。
ふふっ
ちょっと からかっちゃおっ!
イジ悪い顔でそう説いてみた。
予想外の言葉につい顔がゆるんでしまう
しかし、
うん ダヨネ
知ってた。
知ってたよ。
先生はそういう人だからネ。
だからってしょうが無くない?
口は
人間なんだもの私も、
✂ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー✂
上鳴 side
先生達からやっと解放され、今は天水と下駄箱に居る。
靴に履き替え2人で帰ろうとした時、
校門前に居る緑谷を見つけた天水は目を輝かせ、
少し熱っぽい視線で緑谷を見つめていた。
まるで、
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
まるで、
緑谷に恋をしているかの様だ。
真っ赤になった頬を隠すように、手で冷やすように
天水は頬に両手をつけて俯いていた、
まだ少し赤い顔を傾け上目遣いで聞いてきた、
それにキュンときてしまう自分が情けなく思える
今日は嬉しいような悲しいような
よく分からない1日だった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。