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第1話

元カノとの話
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2018/02/05 05:14
元カノと別れて3ヶ月。私は何もなかったように学校生活を送っている。
元カノは高校3年生のバスケ部でいわゆる王子様と言われるような人だ。
私は高校1年生のテニス部まぁ名は知れてるとはいえ特に目立った生徒ではない…はずだった。
海斗
海斗
みゆちょっといい?
みゆ
みゆ
あ、はい
今年の体育祭の応援団以来話してもないのにいきなり声をかけられて戸惑うみゆをよそに先輩はみゆの手を握り中庭まで歩き出した。
5分くらいだっただろうか中庭までずっと手を繋いでいたものだからみゆの顔は真っ赤にほてっていた
海斗
海斗
もう知ってると思うけど…いや、今のでわかったと思うんだけど
みゆ
みゆ
なにをですか??
海斗
海斗
え。嘘でしょ。あ〜も、わかった言うよ!
みゆのこと好き…なんだよ。付き合ってください
みゆ
みゆ
うん?え、はい!?
好きって。え、私をですか?
海斗
海斗
だからそう言ってるでしょ!
みゆ
みゆ
嘘。冗談?
いや、冗談じゃないのか。
私も好きです!よろしくお願いします
この告白から5日後の初デート
先輩の住んでるところの近くの公園だったと思う。帰り際に…
海斗
海斗
ねぇ。手繋いでもいい?
みゆ
みゆ
うん。いいよ///
伝わる先輩の温度がやけに生々しく心臓が鳴り止まなかった
そのデートの1ヶ月後まさかあんなことになるなんて2人は想像もしていなかった…

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