morning🌇
朝、目を覚ますと、ベッドがいつもと違うことに気がついた。
そうだ私、飛貴くんと寝ちゃったんだっけ。
でも服はちゃんと着ている。
着せてくれたのかな?
重だるい体をゆっくりと起こした。
((ガチャ))
その時、この部屋の扉が開く音がした。
入って来たのは、
おそらくシャワーを浴びて、
出て来たばっかりの飛貴くんだ。
飛貴くんの髪の毛は濡れていて、
頭に真っ白なタオルを乗せている。
飛貴くんの指さした方に顔を向けた。
私は飛貴くんの背中に、ピッタリくっついて、
シャワールームまで連れて行ってもらった。
私は飛貴くんに軽くてを振り返して、
飛貴くんがいなくなったのを確認して、
ちょっとお高そうなパジャマを脱いで、
さっさっとシャワーを浴びて、
ダイニングルームに向かった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!