〜翌日の朝5時〜
ミンハオside
ピピッピピッピピッ
いつもは、耳元で聞こえるはずのアラームが下から聞こえる
いつもは、二段ベッドの下で寝るから
起きたときは、ベットの木材しか見えないのに
今、僕の目には真っ白な天井が映し出されてる
ジュニヒョンにいたずらでもされたんかな
なんて思いながら
下で寝ているであろうジュニヒョンを起こそうと思って
下に降り、ベットを覗き込んだ…
、
そこには、ジュニヒョンはいなかった
でも、『僕』がいた
僕は思わず大声を上げた
その声で起きたのか『僕』は
目をこすりながらこっちを見た
目があったと思うと、
目を大きく見開き
こちらもおんなじ反応をした
2人で急いで鏡の前に立った
「「なんで、僕が目の前にいるのぉぉ?!」」
僕が、ジュニヒョン
ジュニヒョンが僕になってる
僕はそう言って思いっきり
頬をつねった
僕は、現実が受け入れられなかった
それから、ジュニヒョンと僕は
2,3分鏡の前で
呆然としていた…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。