第16話

双つの黒と闇の少女
3,076
2019/07/29 05:21
小鳥遊 美桜(たかなし みおう)
小鳥遊 美桜(たかなし みおう)
中也!?
私は、中也の帽子に足をのせて

ギルドの変な人をほめると

触手で私は木に飛ばされてしまった

美桜side
中原中也
中原中也
太宰!
私と中也で太宰のもとに行くと血を吐き
太宰治
太宰治
あの触手、実に不思議だ。
あれは異能じゃない。
異能力じゃない...?

じゃあ、一体...?


あぁだめ足元がふらつく。

思考回路が全然働いてくれない。
中原中也
中原中也
愉快な冗談だなぁ、おい
異能力じゃないならありゃ何だ?
中也は太宰に向かって聞いたが


わからない模様。
太宰治
太宰治
仕方ない。懐かしのやり方で行こう
小鳥遊 美桜(たかなし みおう)
小鳥遊 美桜(たかなし みおう)
私は小屋の前のQといるね
中原中也
中原中也
あぁ、すぐ済ませる
私と中也と太宰でハイタッチをしてから

小屋へ向かった
そうだよ...

この二人はポートマフィアきってのペア


最強二人組...通称『双黒』

中原中也
中原中也
ここは
造花の嘘だな
中也が自信たっぷりにいうと

太宰は首を降りながら
太宰治
太宰治
いや、ここは
恥と蟇蛙でいこう
...ネーミングセンスすごい

個性的だなぁ...誰がつけたんだろ
太宰治
太宰治
はいはい~こっちこっちー
私が考えてると

いつの間にか延びてきていた触手を刀できり

太宰はラヴクラフトに手を降っていた

まぁ当然ながら延びていく太宰に向かって

触手は延びていくが

太宰はしゃがみ、中也が押さえつけた
だが、中也の力不足なのか


二人が油断してるとき


太宰の腕をとっていった。


太宰もその反動で木に飛ばされ
中原中也
中原中也
太宰!その腕
...太宰絶対偽物だよね

太宰治
太宰治
中也...死ぬ前に...聞いて欲しいことが...
またからかおうとしてるなぁ...


私が乾いた笑いを見せながらみてると
中原中也
中原中也
な...っ、
なに云ってやがる!
手前がこんな処で...
うんうん...中也は優しい...


太宰ったらひどい人だなぁほんとに
中也の顔が青ざめてくなか



太宰はニコッとしてから
太宰治
太宰治
ばぁ
っと腕を出した
中原中也
中原中也
手前殺すぞ!
そんなことしてる暇があったら
あの、悪夢をどうにかする作戦を
考えろ!
私はフラフラと二人のもとに向かいながら
小鳥遊 美桜(たかなし みおう)
小鳥遊 美桜(たかなし みおう)
そうだよ...
私もそろそろ限界なんだから...
中也の胸に倒れこんだ。
太宰治
太宰治
いやぁ、無理無理。諦めて死のう!
もう残った手は一つしかないね!
......中也に使わせる気なの?
中也は私をゆっくり地面におろし


太宰の方を向いた
中原中也
中原中也
汚濁を使う気か?
汚濁...あれは中也の生死に関わる

でも太宰があんなことを言うなら中也は...
太宰治
太宰治
私達二人が「双黒」なんて
呼ばれ出したのは、汚濁を使い
一晩で敵組織を建物ごと
壊滅させた日からだ。
小鳥遊 美桜(たかなし みおう)
小鳥遊 美桜(たかなし みおう)
...太宰......
太宰治
太宰治
ただし、
私の援護が遅れれば、中也が死ぬ
選択は君に任せるよ
相変わらずずるいひとだ。

選択は任せるねぇ...


中也は私達の方を見ていた目を


敵に写して
中原中也
中原中也
選択は任せるだと?
手前がそれを云うときはなぁ...
いつだってほかの選択なんかねぇんだよ!
私達の前に立ち手袋を片方ずつとりながら
中原中也
中原中也
汝、陰鬱なる汚濁の許容よ
更めて我を目覚ますことなかれ...
...中也は


完全な汚濁状態となり敵に向かって走っていった

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